周りに「キレやすい」人がいる場合は…怒りとサヨナラし、人生を好転させる思考方法

コラム

 

緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスの第6波が来るまでは(来ないことを祈りますが)、とりあえず以前の日常が戻りつつあります。通勤の電車は混み、飲食店に活気が戻り、学校も対面授業が増えてきました。そうなると、また、人間関係の悩みも増えてきます。

 

性別、年齢に関係なく、何事にもキレやすい人もいますよね。

 

そういう人たちに対しては、そっとその場を去るのが得策。急いで5メートル以上離れましょう。しかし、なかなかすぐに距離を取ることができないこともありますよね。

 

キレやすい人たちは、次のような行動をとりがちです。ちょっと自分の意見が通らないと、明らかに態度が豹変し、プイッと席を立ってしまいます。思い込みが強くて、聞く耳を持たず、すぐに周囲とぶつかってしまいます。
そういう人たちは、まわりの人間を敵か味方かのどちらかに分けてしまう傾向にあります。一度、敵と見なしてしまえば、その人が何を言っても反対したり、無視したりします。主張が違うから反対されるならまだしも、同じ意見であっても、「あいつに賛成するわけにはいかない」という判断をしてしまいます。

 

もし、まわりにそういう人がいたり、自分にそういう傾向がある場合は、次のことを心がけてみてください。完璧じゃなくても「ま、いいか」を口ぐせにすること。そして「グレーゾーン」を認めること、です。

 

ルールは人によって違います。まわりの人間に自分のルールが無視され、怒りが込み上げてきたとき、それを鎮めるためには「曖昧さ」が大いに役に立ちます。「曖昧さ」とは、「グレーゾーン」を認めること。つまり、すべてのことに白黒つけないと気がすまないという考えを捨てることです。白と黒の間には、様々な濃淡のグレーがあります。そこには、はっきりとした境界線などありません。どんなことでも、「ここまでは正しい」「ここから先は間違い」と線引きをするのをやめると、気持ちが楽になります。

 

それでも、どうしても腹が立ったら、「3秒、思いっ切り怒る」ことを勧めます。昔の人は、庭に穴を掘って「バカヤロー!」と叫んで、その穴を埋めました。かつてのプロ野球では実際あったのですが、ベンチ裏に「殴られ人形」というものが置いてあり、チェンジになるたびに、頭に来ている選手はその人形を殴ったり蹴ったりして、気持ちを入れ替えました。つまり、人を傷付けなければ、怒りを小出しにしたほうが、精神衛生上、はるかにいいのです。

 

「3秒、思いっ切り怒る」。ダラダラと長く続く怒りにサヨナラし、人生を変えてみてください。

こちらの記事もおすすめ!
「女子だけがいない普通の一日」男子校での一日を描いたエッセイ漫画がエモい

「女子だけがいない普通の一日」男子校での一日を描いたエッセイ漫画がエモい

ページトップ