『ドラゴンボール』このエピを知ればミスター・サタン嫌いの君も絶対好きになる件

コラム

citrus 文月

 

『ドラゴンボール』のミスター・サタンは格闘技チャンピオンという肩書はあるが、ヘタレの印象が強いキャラクター。しかし、格闘家としてプライド、かっこよさはZ戦士にも引けを取らない。今回はミスター・サタンのかっこいいシーンを3つご紹介! 

 

 

■「チャンピオンがこのまま逃げたんじゃいい笑いもんだぜ!!」/チャンピオンの意地

まずは、コミックス第34巻よりミスター・サタンが武闘家としての覚悟を魅せたシーンをピックアップ。セルが悟飯を怒らせて潜在能力をアップさせるために、セルジュニアを使って仲間のZ戦士を攻撃させていたとき、人造人間16号が不意にセルに掴みかかり自爆を試みる。しかし、カプセルコーポレーションで予め自爆装置が解除されていたため、不発に終わり16号はそのままセルに破壊されてしまうのだった。

首だけになった16号は近くにいたサタンに、自分を悟飯のところまで運ぶように頼む。実況のアナウンサーは「化物どもの闘いには もうつきあえん!!」と突き放すが、サタンは「チャンピオンがこのまま逃げたんじゃいい笑いもんだぜ!!」と協力を受け容れ、悟飯のところまで16号を運ぶ。その後、16号はセルによって破壊されてしまうものの、悟飯が超サイヤ人2に覚醒する契機を作ることができたのである。サタンの勇気なしには成しえなかった出来事だったと言えよう。

 

 

■「ゆるさんぞおおおおお――――っ!!!!」/犬を撃った非情な男を成敗

次に、コミックス第40巻より残忍極まりない男を成敗する名シーンをご紹介。魔人ブウが復活し、その討伐に向けて動き出したサタン。武闘家としての誇りはどこへやら、爆破や毒物などを試してブウの殺害を試みるも全く効かない。打つ手なしかと思われたが、ブウがケガをした犬・ベエを治療したあたりからブウの心境に変化が訪れる。

ベエとの触れ合いとその後のサタンの説得がきっかけでもう人を殺さないと決めた魔人ブウであったが、その矢先にベエがライフル銃を持った男二人組に狙撃されてしまう。怒りに震える魔人ブウであったが、狙撃した男たちに先に手を出したのはサタンのほうだった。「消えてなくなれいっ!!!!」と男たちを自慢の格闘技で叩きのめしていく。ヘタレキャラではあるが、非道な悪を許さないサタンの正義感を感じ取れる名シーンだ。

 

 

■「き きさまらいいかげんにしろ――――っ!!!」/純粋ブウ戦勝利の立役者

最後は、コミックス第42巻の悟空が元気玉を貯めるシーン。魔人ブウ(純粋)を倒すために元気玉を作れと悟空に話すベジータ。悟空もそれに応じ、界王様の能力を通じて地球の人々、あの世、ナメック星などに語り掛け、元気を集めようとする。あの世、ナメック星の人々は快く受け入れてくれるが、地球の人々はなかなか手を挙げて元気を差し出そうとしない。

「地球も宇宙もどうなっても いいのかバッキャロ――――――ッ!!!」と悟空が叫ぶが、人々は悟空のことを疎ましく思うどころか魔人ブウの存在まで幻覚なのだと怪しみ始める。そこで、“いい加減にしろ!”と激高したのがサタンであった。サタンが魔人ブウと闘っていると思い込んだ人々は、手を挙げ元気玉の作成に協力した。

だがサタンの活躍はこれでは終わらない。元気玉が完成した後、悟空は魔人ブウに元気玉を放とうとするが、すぐそばにボロボロで身動きが取れないベジータがいて放つに放てない。どうしようか悩む悟空であったが、魔人ブウが元気玉に気づいた隙を狙ってサタンがベジータを救出。咄嗟に出た行動とはいえ、かなりのファインプレーである。

「おめえはホントに世界の… 救世主かもな!!!!」という悟空のセリフのようにサタンは実力こそZ戦士には及ばないが、その活躍は救世主に値するものとみて間違いないのかもしれない。

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