【桃屋 ごはんですよ!斬新レシピ】アボカドにもカルボナーラにも…白米以外にも合う!!
桃屋の『江戸むらさき ごはんですよ』(以下、『ごはんですよ!』)といえば、1974年の登場以来、実に47年も食卓を支えてきた海苔の佃煮。白米とベストマッチする本品だが、公式ホームページには意外なアレンジレシピが多々ある。今回はそこから2品をご紹介。
■【アボカドのごはんですよ! 和え】
まず紹介するのは「アボカドのごはんですよ! 和え」というレシピ。白米のお供というイメージがある『ごはんですよ!』だが、このレシピはアボカドと合わせた“お酒のおつまみ”なのだという。なんとも味の想像ができず期待と不安が入り混じるが、果たしてその味はどんなものなのだろう……。
≪用意する食材≫(今回の材料は二人分)
・『ごはんですよ!』(大さじ1強)
・アボカド(1個)
・練りわさび(5cm)
・小ねぎ(適宜)
まず「アボカド(1個)」の皮をむき、一口大にカットする。今回は縦方向に4等分してから、それぞれをさらに4等分した。また合わせて「小ねぎ(適宜)」も小口切りに。材料を切り終えたら、「『ごはんですよ!』(大さじ1強)」と「練りわさび(5cm)」をよく混ぜ合わせておく。このとき、アボカドと一緒に混ぜるとアボカドが潰れてしまいかねないので、別のボウルなどでしっかり練りわさびがダマにならないように混ぜておくと良い。その後、それをアボカドとよく混ぜ合わせ、最後に小ねぎを散らせば完成だ。
口に運んでみると、まず『ごはんですよ!』の塩気と海苔の甘みが全面にくるが、すぐさまアボカドのクリーミーさとフレッシュさが追いかけてくる。これらが絶妙に混ざり合うので、「後味が塩辛い」とならないそのバランス感覚に驚かされるはずだ。そこに、ほのかに香る練りわさびのピリッとした刺激と小ねぎのシャキシャキ感が加わり、全体を軽やかな印象にしてくれている。ビールにワイン、日本酒と幅広いお酒に合いそうな見事なおつまみレシピと言えるだろう。
■【ごはんですよ! カルボナーラ風】
次は、なんと『ごはんですよ!』がパスタ料理に大変身するという「ごはんですよ! カルボナーラ風」というレシピを紹介したい。白米ではない別の主食とタッグを組むとは、『ごはんですよ!』の守備範囲には驚かされるばかりだ。和と洋の融合は果たしてどのような味に仕上がっているのだろう。
≪用意する食材≫(今回の材料は一人分)
・『ごはんですよ!』(大さじ1と1/2)
・パスタ(1.6mmのものを100g)
・牛乳(200cc)
・バター(10g)
・輪切り赤唐辛子(1/2〜1本分)
・オリーブオイル(大さじ1/2)
・卵黄(1個分)
・小ねぎ(適宜)
どの食材もスーパー、またはコンビニですら手に入りそうな食材ばかりなのはありがたい限り。だが、その味付けは『ごはんですよ!』のみと少々不安になる要素もある。これだけで本当に美味しく仕上がるのだろうか……。
作り方は以下の通り。はじめに「小ねぎ(適宜)」を小口切りにしておく。次に、フライパンに「牛乳(200cc)」「バター(10g)」「輪切り赤唐辛子(1/2〜1本分)」を入れ、全体の量が1/3程度になるまで中火で煮詰めていく。煮詰まったら「『ごはんですよ!』(大さじ1と1/2)」を加え、全体をよく混ぜ合わせ、一旦火から外しておく。「パスタ(1.6mmのものを100g)」を袋の表示時間通りに分量外のお湯で茹で、湯切りをし、作っておいたソースと「オリーブオイル(大さじ1/2)」によく絡めたら、器に盛り付ける。そこに、「卵黄(1個分)」を落としてカット済みの「小ねぎ(適宜)」を散らせば出来上がりだ。
器に鼻を近づけると、牛乳とバターの豊潤な香り、その奥から『ごはんですよ!』の磯の香りが漂ってきた。待ちきれずに一口食べてみると、生クリームが入っていないとは思えないほどのクリーミーさ、そして『ごはんですよ!』の奥深い海苔と出汁の味わいが見事にマリアージュしていることに気づかされる。そして、輪切り赤唐辛子のピリピリとした刺激と小ねぎの香りと食感が、この濃厚な味わいでモタれないようにニクいサポートをしてくれているのも絶妙だ。途中で卵黄を崩せば、まろやかさがアップする味変まで楽しめるおすすめのアレンジレシピである。