『名探偵コナン』「バーロー」だけじゃない! コナン(新一)の名言、カッコよすぎな件
日本が誇るミステリーアニメの金字塔『名探偵コナン』。数々の魅力あるキャラが登場する同作のなかでも不動の人気を誇るのが、やはり主人公の江戸川コナン(工藤新一)だろう。今回は彼が作中で発した“男も惚れそうな”名言を紹介。
■「一度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ…」
まず紹介したいのは、劇場版『名探偵コナン』の14作目『沈黙の15分(クォーター)』での名言。少年探偵団のメンバーである小嶋元太と円谷光彦が口論をしていたときに、コナンが2人に投げかけた、「一度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ… 言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、やっかいな凶器になる… 」というセリフ。
このシーンは本編の事件には特に関係がなく、少年探偵団の何気ない会話のシーンなのだが、我々の日常にも通ずる真理を突いた言葉だけに、上映後はネットなどで多くの反響を呼んだ。
作中では言葉のすれ違いで事件に発展するケースも多いが、“言葉は刃物”という言い回しは、数々の事件を目の当たりにしてきたコナンだからこそ出せた言葉なのではないだろうか。
■「この世に解けない謎なんて塵一つもねぇってことをな!」
次に紹介したいのは、1999年1月4日に放送された「黒の組織からきた女」でのひと言。とある事件を推理するコナンと灰原哀だが、コナンが導き出した推理を灰原は“机上の空論”と否定する。そんな灰原にコナンが投げかけたのが、「お前に見せてやるよ真実ってやつを、この世に解けない謎なんて塵一つもねぇってことをな!」という言葉だった。
この回は灰原の初登場。黒の組織から抜け出してきた彼女は人を信用せず、何事にも否定的な発言をする傾向にあった。それは黒の組織の犯罪は完璧であるがゆえに、真実が闇に葬りさられてしまうからだ。そんな日常が当たり前だった彼女に、コナンのこのひと言は突き刺さったのである。
作中において「真実」というワードは頻出する。例えば、「真実はいつも一つ」というセリフは、ファンでなくとも聞いたことがあるだろう。これはコナン自身の信念から来ており、コナンはどんな不可解な出来事でも推理することを諦めない。このような姿勢が、ファンを掴んで離さない彼の魅力に違いない。
■「オメーは厄介な難事件なんだよ!」
最後に紹介したいのは、2011年6月25日に放送された「ホームズの黙示録(0 is Start)」でのひと言。とある事件でロンドンを訪れたコナンは、蘭に正体がバレそうになったため、薬で一時的に工藤新一の姿に戻り蘭の前に現れる。しかし蘭は、これまで会えなかった悲しみと、蘭の感情に寄り添わない新一の態度から、「探偵なら、私の心くらい…推理しなさいよ!!」と投げかけ、走り去ってしまう。
新一は蘭を追いかけて必死に引き留めるのだが、そのときのセリフが、「オメーは厄介な難事件なんだよ! 余計な感情が入りまくって、たとえオレがホームズでも解くのは無理だろーぜ! 好きな女の心を…正確に読み取るなんて事はな!!」だった。作中で「推理オタク」と呼ばれる新一らしい告白と言えるだろう。
新一は数々の難事件を解決してきた高校生探偵。どんな状況でも事件を解決に導いてきた。そんな新一が蘭を事件に例えて、難事件だからこそ推理が難しいと表現するのは憎い演出である。この告白をきっかけに2人は交際をスタート。コナンファンなら男でも惚れること間違いなしの名言だ。