受け手側からすると「既読スルー」よりもガッカリしてしまう「未読スルー」には、「ただうっかりと…」ではなく、もっと確信的な理由があるのではなかろうか?
"いつも" のようにここcitrusへとアップするコラムのネタを探すため、恋愛系の記事を中心にネットサーフィン(※←半死語?)していたら……「毎日の着こなしの参考になる情報を発信すること」を主旨とする『CoordiSnap(コーデスナップ)』というネットメディアが配信する『【未読スルー】実は読まれているのに返信されないワケって?』なるタイトルの、「毎日の着こなし」にどう役立つのかよくわからない記事(笑)が、ふと目に留まった。
いかにもありがちなLINEモノかぁ……と、最初は本文も読まずにスクロールを決め込もうとしたものの、従来の "ソレ" と比べてみれば……なんとなくの違和感がある。ああ、なるほど! 「既読スルー」じゃなくて「未読スルー」ってとこがなんとなく私としては引っ掛かってるんですな……ってことで、ついクリックしてみると???
男性とLINEをしていて「あれ? 未読スルーされてるとショックを受けた経験はありますか?
今回は未読スルーだけど実は読んでいるメッセージを、男性が返信しないワケについてお話しします。
……との冒頭文からはじまり、その「理由」が3つほど記されていた。どうやら、
考えられる理由1:単に返信し忘れている
考えられる理由2:(相手から何件もLINEが送られてくるから)ちょっと休憩してから返信しようとしている
考えられる理由3:通知で内容を確認して返信内容を考えている
……ってことらしい。
正直、ずいぶんポジティブっていうか、(受け手側の立場としては)やや無邪気すぎる性善説的な発想だと思った。
これが仮に「既読スルー」ならば、こーいうケースだってそれなりの高確率でなくもないだろう。一度、「未読スルー」をしょっちゅうやらかす私の知人女子が、
「いったん "既読" してしまったら、早く返信しなきゃ…ってプレッシャーがかかるから、とりあえずは(ポップアップ機能で)流し見して、あとからゆっくり返信しようか、と…」
……みたいな、つまり前出の「考えられる理由3」を詳細にした言い訳めいた話をしてくれたことがあるが、結局のところ、その子に送信したLINEは2〜3日後にひっそりと "既読" になるだけで、そのまま "スルー" されるケースが大半だ。「温めすぎて、つい返信するのも忘れてしまった」わけである。
たとえば、私なんかはLINEだけじゃなくどんなアプリでもアイコンの右上に白抜き数字入りの赤い丸印があったり、LINEだとトークルームの右横に白抜き数字入りの緑の丸印(や楕円印)が付いていたりすると、とにかく "既読" して片っ端から消していきたいタチのせっかちな人間なので、少なくとも私にかぎって申せば「既読スルー」はあっても「未読スルー」は絶対にあり得ない。
もちろん、私がそんな「タチ」だからと言って、他の人たちすべてがそうだとはかぎらない──「自分と同じリアクションを他人に期待するな!」といったコミュニケーションの鉄則も十分に承知している。ただ、「未読スルーされる側」の人間は「未読スルーする側」の人間にとって(公私を問わず)やはり "優先順位" は低い可能性が高い……と冷静にジャッジしたほうが、一般論においては "正解" なのではなかろうか?