『東京リベンジャーズ』どのルートが幸せ? タイムリープ主人公が歩んだ3つの世界線

コラム

citrus 文月

 

大ヒット中の『東京リベンジャーズ』は、主人公・花垣武道による過去へのタイムリープによって未来が変わるストーリー。辿った未来によっては現在より状況が悪くなっていたり、逆に良くなっていたりとまちまち。そこで本記事では作中に登場した未来を紹介する。

 

 

■武道が東京卍會の最高幹部になっている未来/6回目のタイムリープ後の未来

6回目のタイムリープで壱番隊隊長に就任した武道はなんと未来で東京卍會(以下、東卍)の最高幹部になっていた。オールバックにした髪型でスーツを纏っており、高級車を乗用しているなど以前の生活とは比べほどにならないぐらい優雅な生活をしているようだ。

最高幹部のため幹部の集会にも顔を見せることになった武道。そこには、参番隊隊長・林田春樹ことパーちん、彼の右腕である林良平など見慣れたメンバーもいたが、当時の武道が知らない柴八戒や九井一、乾青宗などメンバーが顔を連ねていた。そして、何より武道の宿敵である稀咲鉄太が実質的な組織のトップに君臨している。しかも、稀咲は武道の恋人である橘日向を、未来の武道に間接的に殺害させていたのだ……。

 

 

■かつての仲間たちがほとんど死んでいる世界/7回目のタイムリープ後の未来

橘直人より「今回の現代はこれまでで最悪です」と語られる未来は、まさに凄惨と言えるような状況だった。この未来では東卍総長であるマイキーこと佐野万次郎によって、東卍主要メンバーがほとんど殺されていたのだ。

三ツ谷隆や松野千冬といったメンバーはもちろん、羽宮一虎や宿敵・稀咲までがマイキーによって殺されてしまったという。事の真意を確かめるべく武道は彼が潜伏していると思われるフィリピンまで向かう。そして、マイキーの兄・佐野誠一郎がバイクのエンジンを拾ったという廃墟にてマイキーと再会。

現代でマイキーに会えたことに感激する武道。しかしマイキーは、自分が自分でいることを抑えられなくなってしまい、かつての仲間たちに手をかけてしまったと語る。そこで、「ここで全てを終わらせたいんだ。オレの夢を」と武道に拳銃を渡し自分を殺すように訴えた。
その後、駆け付けた直人に銃で撃たれてしまったマイキーは、「オレの人生は苦しみだけだった」という言葉を遺し絶命するのだった。

 

 

■やっと掴んだ幸せな未来! しかし……/9回目のタイムリープ後の未来

黒川イザナと稀咲鉄太というふたりの死によって終結した“関東事変”。東卍は解散し自分のやることを終えた武道は9回目のタイムリープから現代に帰還する。そこで待っていたのは今までの悲劇とは打って変わった平和な未来だった。

現代に戻った武道はパーちんの結婚式に参列していた。そこには龍宮寺堅をはじめとするかつての東卍メンバーが幸せそうに結婚式に参列しており、タイムリープによる未来改変が成功したのだと武道は安心した。未来では八戒がファッションモデルになっていたり、千冬がペットショップ店の経営をしていたりとそれぞれが仕事に就き、日々頑張っているという。武道もレンタルビデオ店のアルバイトから店長になっていたり、日向との結婚式も近いこともあったりと幸せいっぱいであった。

しかし、そこにマイキーの姿はない。彼は“日本最大の犯罪組織”である“梵天”を結成し、「どんな犯罪も裏には梵天がいる」と言われるほど社会で悪事を働かせていた。今までタイムリープを重ねてきた未来同様、この未来でもマイキーは悪の首領として君臨していたのだった。

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