もはや「好きな芸能人」と修飾語が違うだけ!? 「助手席に乗ってほしかった芸能人」ランキングをネット配信する意義とは?

コラム

 

『ねとらぼ』が「(男性が選んだ)はじめてのマイカーの助手席に乗ってほしかった芸能人」というテーマで行われたアンケート調査の結果を紹介していた。とりあえず、その「ベスト10」は以下のとおりであった。

 

1位:新垣結衣

2位:有村架純

2位:石原さとみ

4位:橋本環奈

4位:広瀬すず

4位:浜辺美波

4位:北川景子

4位:明石家さんま

9位:綾瀬はるか

9位:長澤まさみ

 

タネを明かせば、同ランキングはソニー損害保険が行った「はじめてのマイカーに関する調査2022」が出典元であるらしく、対象者は「はじめてのマイカーを3年以内に購入した18〜39歳の男性」……なのだそう。

 

「明石家さんま」を除けば、見事なまでに「旬真っ盛り!」な正統派の女優さんばかりで、2ヶ月ほど前にここcitrusに寄稿したコラム『「清潔感があると思う女優」ランキングの結果を見て思うこと…「清潔感のある女性」って一体どんな女性のことを言うのだろう?』でもチクリと皮肉ってみたのだけれど、これが仮に「好きな芸能人」「彼女にしたい芸能人」「結婚した芸能人」……になっても、そのラインナップはほとんど変わらないのではなかろうか? とどのつまり

 

「質問の修飾語をちょこっとイジっただけで、似たようなランキングを延々垂れ流しているだけやんか!」

 

……ってことなのだ。そう考えれば、(おそらく)「はじめてのマイカーの運転で緊張してくれるから、軽快なトークでリラックスさせてほしい」みたいな理由で、今回さんまサンに一票を投じ、4位にまで引き上げた少なからずの男性諸兄は、「はじめてのマイカーの助手席に乗ってほしかった〜」という修飾を慎重に噛みくだいてくれた “貴重な回答者” なのかもしれない。

 

いや、ソニー損保がこういうテーマでアンケートを取るのは別にかまわないのである。損害保険の一環として「自動車保険」が売りの一つとなっているかぎり、 “必然性” という意味ではむしろ100%理にかなっている。しかし、このランキングだけを切り取って、ネット上に配信するってえのは、いかがなものか? せめて『ねとらぼ』には「助手席に乗ってみたい芸能人」くらいの「あと一捻り」は加えてもらいたかった。だったら、私も熟考に熟考を重ね、

 

・黒木メイサ(なんとなくオープンカーが似合いそうだから)

 
・夏木マリ(が運転しながら葉巻をくわえたと同時に火をおつけしたい)

 
・高島礼子(A級ライセンス取得者だから運転が上手そう)

 
・マッチ(レーサーだから、やはり運転が上手そう)

 
・新庄BIGBOSS(が昔乗っていたカウンタックに一度乗ってみたい)

 

……くらいの「あと一捻り」を加えた人選ができるのに……?

 

結論を申せば、とにかく私は出題者(?)と回答者ともどもが真摯に対峙し合ったうえで統計された、ガチンコ勝負的なランキングが見たいのだ!

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