「恋愛戦略家」なる肩書きのヒトから「なぜかモテ続ける50代男」であるための「戦略」を勝手にご享受いただいた!
『日刊SPA!』が『「なぜか女性からモテ続けている50代男性」に共通している3つの特徴』なるタイトルの記事を配信していた。
筆者は「恋愛戦略家」を名乗る関口美奈子さんというヒトで、結婚相談所を運営しつつ、YouTubeで日々、恋愛心理を中心とした男女の恋愛観について情報発信しているという。
私も今年の12月で還暦を迎える身であり、逆算すれば、あと約8ヶ月はまだ「50代男」ゆえ、この関口さんとは1ミリも面識はないのだけれど、その「女性からモテ続ける」ためのノウハウを(文面だけから)勝手にご享受いただこうと切に願う次第なのであった。
まず「恋愛戦略家」って肩書きがすごすぎる、と思った。「恋愛評論家」「恋愛研究家」「恋愛非常勤講師」「恋愛アドバイザー」「恋愛コンサルタント」「恋愛プロデューサー」「恋愛ソムリエ」「恋愛アナリスト」「恋愛オーガナイザー」「恋愛マエストロ」……etc.と、「恋愛」を冠した肩書きは昨今ネット上でも星の数ほど見かけるが(※ちなみに、私は『週刊SPA!』で「女体研究家」という肩書きを知らぬ間に付けれていたw)、インパクトの面ではやはりこの「戦略家」が頭一つ飛び抜けていると言わざるを得ない。しかも、ただやみくもに「字面の仰々しさ」だけを狙ってチョイスされたワードでは(おそらく?)ない。
19世紀初頭に執筆された『戦争論』で、著者であるプロイセン王国(現ドイツ)の軍人だったカール・フォン・クラウゼヴィッツは、「戦術」と「戦略」の違いをこう解説している。
「戦術」とは、戦闘における戦闘力の行使に関する規範=戦闘に勝つための方法(=ミクロ視点)→柔軟に変更してもいい
「戦略」とは戦争の目的を達成するために行われる戦闘に関する規範(=マクロ視点)→軸を変えてはならない
つまり、これを「恋愛」に例えるなら、
・恋愛戦術=異性に対する会話術や振る舞い(=テクニック)を説く
・恋愛戦略=異性に対する心構えのようなもの(=ポリシー)を説く
……ってことになり、(少なくとも同記事にかぎれば)関口さんの主張も、きちんと後者に属するたぐいの論調になっているのだ。
前置きが長くなってしまった。とりあえずは、その「50代になってもモテ続けている男性」の「3つの特徴」ってヤツを、以下に紹介してみよう。
1.ファッションを大切にする
(※とくに、平日をスーツで過ごす職に就く男性は休日のファッションをおろそかにしがち)
2.相手のいい部分に目を向ける
(※50代男性は、原則として人生の酸いも甘いもわかりきっているので、相手の悪い面を「それはそれで仕方ない」と割り切ることができる)
3.素直さを兼ね備えている
(※「そういう考え方もあるのね」と相手をすんなり肯定できる)
なるほど! どれもこれも「恋愛」という名の「戦場」で「目的を達成するために行われるバトル(=駆け引き?)に関する規範」を述べた、決して「軸を変えてはならない」名アドバイスばかり……ですな。では、ここで!! 「女体研究家」というSPA! 限定の肩書きを持つワタクシ、不肖山田ゴメスが……およばずながら「50代男がモテ続ける」ための「戦略」を、もういくつかだけ付け加えておこう。
4.相手がどんなに年下でも、いや歳の差が大きければ大きいほど、相手に心底からの敬意の念を示す(=対等の立場で接する)
(※ジェネレーションギャップから吸収できるレアでリアルな “感覚のズレ” は、我々年輩者の “経験” に勝るとも劣らない貴重な情報である)
5.「博愛主義」ではなく「偏愛主義」を貫け!
(※「みんなに好かれたい」というおじさんならではの “見せかけの余裕” は中途半端な八方美人に終始する可能性高し。自分に興味を持ってくださる奇特な女性のみにとことん愛情を注ぐべき)
う〜〜〜ん、前出の「3つ」とミックスすれば……まさにカンペキな「5か条」……ではありませんか! 関口さん、許可もなくコラボっちゃってすみませんm(__)m