その“正体”を突きとめることができれば、ミリオンセラーの恋愛マニュアル本が出版できる?「男の色気」の成文化に挑んでみた!?

コラム

 

「恋を学んで、強くなる!」をコンセプトとする女性向け恋愛サイト『KOIGAKU(恋学)』が「仕草がヤバい♡色気のある男性の特徴10選」なるタイトルの記事を配信していた。

 

決して皮肉めいたニュアンスを込めて……じゃなく真剣に、

 

「そこいくか!?」

 

……と同記事の筆者、それに同記事をチェックしてまとめる『KOIGAKU』編集部のチャレンジ精神に対し、感服と敬意の念を抱いてしまった。とりあえずは、その「10選」を以下に紹介しておこう。

 

【外見的特徴】

(1)     黒髪でナチュラルな髪型

(2)     綺麗な手

(3)     落ち着きがある

(4)     筋トレをした引き締まった体

(5)     表情に緩急がある

(6)     低音ボイス

(7)     ネクタイを緩める仕草

 

【内面的特徴】

(8)     自分のことをあまり話さない

(9)     自然に気遣いができる

(10)   自分に自信を持っている

 

さて。なぜ、私が今回の記事タイトルを一見して「そこいくか!?」と驚嘆したのかと申せば……「男の色気」なんてシロモノの正体が明確にできたら、誰も苦労はしない──コイツを成文化できた日にゃあ、軽く100万部は突破するミリオンセラークラスの男性向け恋愛マニュアル本が出版できる! とどのつまりが、それくらい「男の色気」ってヤツは、分析困難な……逆に言うと、自覚的にコントロールさえできれば「経済力」や「ファッションセンス」や「会話術」といった、世に蔓延(はびこ)るしちめんどうくさい “モテ術” のほとんどが一挙に机上の空論と転じてしまうほどの、最終兵器となるからである。

 

いや、前出した記事もけっこう頑張っているとは思いますよ〜(※←ナゾの上から目線w)。マジで! 「綺麗な手」だとか「低音ボイス」だとか「ネクタイを緩める仕草」……だとかに「男の色気を感じちゃう♡」みたいな声は私も女性からよく耳にするし、一昔前だと「くわえタバコでクルマをバックさせている姿」ってえのもありました。今はご時世柄キビシそうだが……? あと、「自分のことをあまり話さない」のも「ミステリアスな男」を自演することによって「男の色気」を滲ませる、効果的な “戦術” の一つであろう。

 

だがしかし! やはり……どれも「まだちょっとだけ弱い」のだ。いやいや、繰り返しますけど “筆者の力不足” を詰(なじ)っているわけでは断じてない。「男の色気」とは、生涯をかけて研究するだけの価値がある、そんなにも深遠なテーマなのだ!

 

もちろんのこと、私もまだまだ研究途中の段階ではあるのだけれど、あえて、これらの「10選」のほかに「男の色気」を発散させる(ことができるかもしれない)要素を加えてみるなら……一つはコレ!

 

「筋トレを引き締まった体」をもう少々ブラッシュアップした、

 

「懸垂によって広くなった背中」

 

……を挙げたい(※ただし、先天的に「広い背中という優れた骨格に恵まれている男は懸垂する必要はない」)。そして、もう一つはコレ!

 

「最低限の動作だけで自己表現ができる豊かな表情をもった眼」

 

……を挙げたい。芸能人、とくに役者さんが総じて「色っぽい」のはズバリ、せかせかとした(おもに首の)無駄な動きを極力抑え、眼だけで演技できる術(すべ)を職業柄身につけているからだと私は考える。この「眼の演技」の観点から一例を示せば、芸能人じゃないけど、このコロナ禍でテレビ出演の機会が劇的に増えた感染症の専門家・二木芳人先生あたりは、あの涼しさのなかに鋭さを秘めた眼に低音ボイスがブレイバーされて、なかなかな「男の色気」をかもし出していると私は只今イチ押し中なんだが……いかがでしょう?

こちらの記事もおすすめ!
もしもパン屋で異世界転生してしまったら? "アレ" で闘う女性がカッコイイ「連載希望」「そんな機能あった?」

もしもパン屋で異世界転生してしまったら? "アレ" で闘う女性がカッコイイ「連載希望」「そんな機能あった?」

ページトップ