『名探偵コナン』怪盗キッドの初登場回、知ってる? チートすぎる能力がヤバすぎた
1994年に連載を開始した漫画『名探偵コナン』。主人公の工藤新一をはじめ、イケメンキャラが多いことでも人気の同作だが、なかでも怪盗キッドの人気は凄まじい。そこで今回は怪盗キッドが初登場したエピソードをアニメ版から紹介しよう。
■怪盗キッドは怪盗1412号と呼ばれていた
怪盗キッドが初登場したのは、1997年9月22日放送の第76話「コナンVS怪盗キッド」。
毛利蘭の友人で鈴木財閥の娘である鈴木園子の自宅に、怪盗1412号から、鈴木家の家宝である黒真珠 “ブラックスター” を狙った犯行の予告状が届いた。
園子は名探偵・毛利小五郎に依頼するのだが、小五郎はいつも通り的外れな推理を披露。さらには警察も予告状の解読に難航する。そんななか江戸川コナンは、予告状の内容を解読し、怪盗1412号が現れるとされるビルの屋上に向かうのだった。
さらに怪盗1412号に興味を持ったコナンは、阿笠博士に電話をして怪盗1412号の情報を調べてほしいと頼む。阿笠博士が「各国の警官を手玉に取る怪盗1412号に興味を持ったある若手小説家が、1412のナンバーを洒落てこう呼んだのじゃKIDと」「怪盗1412号人呼んで怪盗キッド」とコナンに伝えたタイミングで、キッドは白い衣装をたなびかせてコナンの前に姿を現したのだった。
■機械を使わずに声色を変える才能と大勢の警察官の前で消えたトリック
コナンは花火を使って警察にキッドがいることを伝えようとするのだが、キッドはこれを見てコナンがただの少年ではないと察知する。そしてコナンと警察を挑発するかのように、中森警部や茶木警視の声を真似して、無線で自らの居場所を警官たちの無線に報告するのだった。
結果キッドのいるビルは、空中はヘリコプター、ビル内は警官によって包囲されることになる。コナンが何を企んでいるのかと動揺していると、キッドは閃光弾を放ち一瞬のうちに姿を消すのだった。
機械を使わずに声色を変えてしまう能力や、マジックのように一瞬でその場から消え去るトリックの鮮やかさに、魅了されたという人は少なくないだろう。
■1時間スペシャルだからこその見応え
こちらのエピソードは1時間スペシャルで、普段より尺が長いのも特徴だろう。というのもコナンとキッドがビルの屋上で対峙するのは物語の序盤。このときキッドは何も取らずに消えてしまう。
物語は後日行われた豪華客船パーティーの話に移り、キッドとコナンの本格対決はここで行われるのである。
キッドが船内の誰に化けているのかを推理していくパートでは、ミステリー作品らしい謎解き要素が多く、コナンがキッドを追い詰めていくスリリングな展開が見ものだった。
キッドファンでなくても必見のこのエピソード、未視聴の方はぜひご覧いただきたい。