「わざわざ "不便な環境" に身を投じる理由がわからない」と言うのは建前! 私がキャンプが苦手な真の理由は…

コラム

 

お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志(58)が、6月2日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で「泊りキャンプ」に否定的な立場を示していた。

 

この日は「ネイチャー大好き芸能人SP」と題した企画で、その一人としてゲスト出演していたアイドルグループ『NEWS』の小山慶一郎(38)が番組中、自身のこだわりたっぷりなキャンプ活動を紹介したのち、

 

「今の(キャンプの)VTRをご覧になって、印象が良いんじゃないかと思ったんですけど」

 

……と、松本に感想を求める。すると、松本は

 

「あのね、僕ね、外で寝れないのよ。もう…ほんとに。自分の家でしか寝れない」

「VTR観ながらも『なにしてはんのかなぁ〜』と。あれで帰るのはいいんですけど、寝るのはちょっと難しいよね」

 

……と、告白。その言(げん)に納得できない様子で「なにが嫌ですか? 外で寝るの」と詰め寄る小山に対し、松本は

 

「いやいや…もう蚊とか…。蚊とかもう嫌で。寒いのも嫌やし」

 

……と、やんわり反論していた。

 

なにを隠そう(※別に隠す必要はないのだけれどw)、私も松本同様「キャンプは苦手派」の一人だったりする。私は新幹線や飛行機の座席であっても友人宅のソファであっても、ラブホの床であっても(※どんなシチュエーションなんだ?)、横になったら5分で熟睡できる体質なので、まず「寝られない」という心配はまったくない。だが、蚊とか寒いのは松ちゃんと一緒で、すごく嫌だ。もちろん暑いのも嫌だし、トイレが汚かったり野糞したりしなきゃならないのも嫌。あと、いろんな物をいろんなお店に寄っていちいち買い出しするのも嫌。ゴミを集めて持って帰らなきゃいけないのも嫌……。

 

そもそも、なんで手間ヒマとお金をかけてわざわざ山奥や海辺まで出向き、キャンプを張って "不便な環境" を体感しようとするのか……その意味がよくわからない。沖縄の恩納村あたりにあるリゾートホテルに泊まって、キレイに整備されたビーチそばのプールで泳いでるほうが全然いいじゃないですか!

 

……と、「ネイチャー大好き人間」が聞いたら猛烈な憤りすら感じるに違いない、散々なインネンのつけようだが、すみません! ここまでのゴメスのあまりに独りよがりなキャンプへの偏見は、ほとんど嘘である。本音を申せば、たまには私も大自然に囲まれながらBBQだとか川遊びだとか魚釣りだとか……夜のランタンの灯りのなかで女子とイチャイチャもしてみたい。

 

そんな私が「キャンプが苦手」な理由は唯ひとつ! キャンプに行ったら、私は必ずテントを設営したり、火を起こしたり、調理をしたりするときになにもできず、ただぼーっと立ちすくんでいるだけ──でくの棒っぷりが群を抜いて際立ってしまうからだ。もし万が一、ソロキャンプにでも行った日にゃ(※絶対行かないが)、おそらくなにもできないまま、結局は車中泊ってハメになってしまうことだろう。

 

キャンプでモテるのは、そういった一連の作業を手際よくこなし、最適な環境を当たり前のごとく提供できるサバイバルなヒト──とどのつまりが「モテない=自分の能力を発揮できない場違いの土俵」には上がらないに越したことはない……ってことなのである。この年になって一からキャンプを学ぶのも億劫だし……。

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