レモン果汁を水で薄めて飲んでいたら激しい高熱と腹痛に襲われた! 賞味期限は過ぎていないのに…その原因とは?

コラム

 

家庭でよく見かける100%レモン果汁。ケーキ作りに焼肉や唐揚げ、サラダのドレッシングや酒などの飲み物など、いろんな使い道がある。

 

だがこのレモン果汁、一回で使いきれず冷蔵庫に保存することもよくある。愛知県に住むYさんは、そんな保管していたレモン果汁でとんでもない目にあった!

 

今年の2月のある日。彼女はカレーパンや焼きそばパンなど、油っこいパンを3つも食べ、胸やけを起こしていた。何かさっぱりしたものを飲みたい……と冷蔵庫を見ると、レモン果汁を発見! 江里子さんは、これを水で薄めたレモン水を飲むことに! 実は彼女、半年前の夏にこの飲み方が気に入り、しばらくハマっていた! それ以来のレモン水……賞味期限もまだまだ先! 飲んでみると……さっぱりしておいしい! なのでついつい2杯飲んだ! だが、これが原因で彼女は地獄を見る!

 

30分後……視界がぼやけた。いったい何が? と思っていたら……今度は激しい吐き気が。あの食べ過ぎが問題だったのか? この時彼女は、あのレモン水が原因だとは夢にも思っていなかった。そしてベッドへ。だが寒気がしてまったく眠れない。その翌日……今度は高熱が! まさかコロナ? 不安がつのる中、症状は悪化していった! そこで病院へ! インフルエンザでもコロナでもなかったが、詳しい原因は医師でも不明。様子を見るために処方された抗菌薬や解熱剤、痛み止めを飲むと症状は数日で治まった。

 

 

■レモン果汁をよく見ると……恐ろしいものが!

 

そんな彼女、まさか原因がレモン果汁だとは思っていなかったのでまたレモン水を飲みたくなった! そして、とんでもない光景を目にする。レモン果汁の中に白いもやもやしたものが……それは、カビ! カビは、冷蔵庫のような温度の低い環境では繁殖のスピードを抑えることはできるが……決して死滅するわけではない。そのため、説明書きにも「開栓後は必ず冷蔵庫に保存し、賞味期限にかかわらず、1〜2週間を目安にお早めにお使いください。」と、記載されている。

 

実はカビは、空気中の至るところに存在している。そのため開封した瞬間、レモン果汁はカビに触れることがある。それが、繁殖したのだ!

 

だが、実はカビ自体は体内に入ってもほとんど影響はない。問題なのは、カビが作るマイコトキシンという毒素。これが体内に入ると、胃や腸で中毒症状を引き起こし、腹痛や嘔吐などを引き起こすのだ。江里子さんの場合も、レモン果汁に付着したカビが長期間置かれたことで、大量のマイコトキシンを作り出していた可能性があった。そして、それを飲んだことで、食中毒を引き起こしたと考えられた。

 

その後、江里子さんは賞味期限が切れていなくても日付が経ったものは捨てるようにしているという。説明書きはよく読んでから使いましょう。(2021年5月11日OA)

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