【シャツの襟汚れをキレイにする裏技】自宅でもOK、頑固な皮脂汚れを落とす方法3選
シャツの洗濯で手ごわいのが襟元の汚れ。他の部分は真っ白になるのに、襟だけは汚れが落ちずに黄ばみや黒ずみになってしまう……その原因は皮脂にあります。今回はそんな頑固な皮脂汚れを落とすための方法をご紹介!
■食器用洗剤を使用する
最初に紹介するのが、食器用洗剤を使用する方法。食器の油汚れを落とすために作られた食器用洗剤は、なんと衣類についた皮脂を落とす効果もあるのです。
まず40℃~50℃くらいのぬるま湯に、汚れている襟の部分をつけます。洗剤を使用する前にこうすることで、洗剤が汚れに浸透しやすくなります。次に、直接襟の汚れ部分に食器用洗剤を塗って揉み洗いをします。歯ブラシなどで擦るのも効果がありますが、力を入れすぎると生地が傷む可能性もあるため、優しく擦るのがコツです。最後にぬるま湯で洗剤を落とし、いつも通り洗濯機で洗濯をすれば、ある程度の汚れは落ちるはず。
洗浄力は少し弱いですが、多くのご家庭で食器用洗剤は常備しているでしょうから、試してみる価値はあるでしょう。
■重曹とクエン酸を使用する
次に紹介するのは、重曹とクエン酸を使用する方法。酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹を使い、中和反応によって発生した泡を使うことで汚れを落とすのです。
用意するものは重曹、クエン酸、洗面器(バケツ)、小さな器、スプーン、スプレー容器の6つ。最初に、水250mlと重曹小さじ1杯を混ぜて重曹ペーストを作ります。重曹ペーストができたら、スプーンを使ってシャツの襟に塗っていきます。次に、水100mlとクエン酸小さじ2分の1をスプレー容器に入れて混ぜ、クエン酸スプレーを作成。そして重曹ペーストの上からスプレーすれば中和反応が起こり、泡が発生するのです。少し待ったら軽く揉み洗いし、通常どおり洗濯機に入れて汚れを洗い流しましょう。
重曹やクエン酸には漂白効果はないため、色柄物のシャツにも安心して洗うことができます。先ほどの食器用洗剤よりも効果が強いため、黒ずみがかなり目立つ汚れには、この方法を試してみてもいいかもしれません。
■酸素系漂白剤を使用する
最後に紹介するのは、酸素系漂白剤を使用する方法。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤ほど強力ではないため家庭でも使いやすく、色柄ものの衣類にも使用可能です。
準備するものは酸素系漂白剤と洗面器(バケツ)のみ。食器用洗剤の例と同じく、40℃~50℃くらいのぬるま湯に汚れている襟部分をつけます。酸素系漂白剤が液体の場合は洗濯洗剤と併用してつけ置きにしたり、シャツに直接つけたりすることも可能ですが、粉末の場合はつけ置きのためお湯に溶かす必要があることは覚えておきましょう。最後に食器用洗剤を使ったときと同じように揉み洗いをして、ある程度汚れを落とせたら、洗濯機で洗って完了です。
漂白剤があれば、シミや襟元の黄ばみも安全に落とすことができるので、衣類を長持ちさせることができるはずです。