「電車や飛行機でも喫煙」令和世代にとってはあり得ない "昭和の常識" を紹介する特番が好調だったらしい

コラム

 

幾多のバラエティ番組が慢性的なマンネリ感に苛まれ、軒並み数字を落としているさなか、8月13日に放送された『ダウンタウン vs Z世代 ヤバイ昭和あり?なし?』(日本テレビ系)が、世帯視聴率12.5%という高視聴率を叩き出した……らしい。

 

お笑いコンビ『ダウンタウン』率いる昭和世代チーム(清水ミチコ・古田新太・伊集院光・島崎和歌子ら)が、「Z世代」と呼ばれる10代〜20代のタレントチーム(みちょぱ・ゆうちゃみ・本田望結・SixTONESの森本慎太郎ら)相手に、懐かしの昭和時代の “日常” をレクチャーする……といった内容であった。

 

企画としての “目新さ” こそ、とくには感じなかったものの、「昭和世代のボス」としてZ世代にも圧倒的な知名度と比較的高い好感度を誇るダウンタウンを持ってきたのが “勝因” だったのだろう。日テレ系の番組だけに、大晦日の『笑ってはいけない』シリーズの “後釜” としてもイケるんじゃないか……なんて気の早い話も出てきているとの噂も聞く。あと、シンプルに、番組中で「今の令和の時代だったらあり得ない昭和時代の “常識”」として紹介されていた事例の数々が、どれもなかなかに秀逸で、再現シーンもじつによく練られていた。たとえば、

 

・飛行機内での喫煙(※昭和41年当時の男性の喫煙率は、なんと83.7%!)

 

・タレント名鑑やプロ野球名鑑などには自宅の住所が書かれていた(※個人情報漏れまくり!)

 

・腕時計のバンドに付けられていたアルミ製のカレンダー

 

・「赤チン」という名の真っ赤な傷薬

 

・青い丸シールを肛門に貼って提出するギョウ虫検査(※マッチ箱に大便を入れて提出するケースもあった)

 

・ひよこにカラフルな極彩色を着色し売られている「カラーひよこ」

 

……ほかモロモロ、Z世代からすれば信じられない驚愕的な “非常識” のオンパレードであっただろうし、ダウンタウンとは同年代である私なんかからすればちょっぴりノスタルジックでもあった。まさしく、全世代にわたって驚いたり懐かしんだりできる、テレビ的には(つくり方次第では)キラーコンテンツとなりうる良質なバラエティーなのではなかろうか。

 

まだまだ「今の令和の時代だったらあり得ない昭和時代の “常識”」ってえのは、数えきれないほどにたくさん残っている。ホンの一例を挙げてみただけでも、

 

・飛行機どころか、駅の構内……下手すりゃ電車内でも喫煙が黙認されていた

 

・住宅街を迷路の如くドブが普通に流れていた

 

・狂犬病対策として、口に金具のホールドのようなものを装着している野良犬が街中をうろうろしていた

 

・カエルの尻に爆竹を突っ込んで破裂させる遊びが流行っていた

 

・駅のホームに痰を捨てる「たんつぼ」が設置されていた

 

・部活中、水を飲むと先輩や顧問の教師に殴られた

 

・ゴールデンタイムのテレビ番組で女性のオッパイぽろりシーンが堂々と流れていた

 

・駅に黒板製の伝言板があって、待ち合わせにニアミスがあったときは、コレだけが頼りだった

 

・給料は封筒に入れてナマ現金手渡し!

 

・当時とても安価で大量に売られていた鯨の肉が「ビフテキ(=牛肉のステーキ)」と騙され食卓に並んでいた(※これは山田家だけw?)

 

……と、出るわ出るわ! う〜ん……『笑ってはいけない』シリーズの “後釜” ……マジでイケるかもしれない(笑)?

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