劇場版「ONEPIECE」大ヒット! だがいまだに謎に包まれすぎな赤髪のシャンクスに迫る!

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citrus 文月

 

「ONEPIECE」は、主人公・ルフィが海賊王を目指す冒険活劇漫画。ルフィが海賊を目指すきっかけを作った海賊シャンクスは、本作のなかでも屈指の人気キャラクターのひとりだが、いまだに謎が多い人物でもある。今回はそんなシャンクスを深掘る!

 

 

■いつ刻まれたかわからない! シャンクスの顔にある傷

 

自身が船長を務める “赤髪海賊団” という名前のとおり、真っ赤な髪が特徴的なシャンクス。左目に刻まれた3本の傷が目立つ人物でもある。この傷は元白ひげ海賊団所属、現黒ひげ海賊団提督のマーシャル・D・ティーチ、通称黒ひげによって付けられたものだ。多くのファンたちからは、ティーチが使用していた鉤爪のような武器で付けられたものだと考察されている。

 

だが実際に、シャンクスがティーチから傷を付けられた具体的な時期は、作中では判明していない。物語序盤、ルフィの住むフーシャ村で活動していた時点では、傷は既に付けられていた。しかし、コミックス95巻・第958話「約束の港」に登場するロジャー海賊団にいた25年前のシャンクスには、まだ傷が付けられていない。その後、フーシャ村に来るまでの時系列の間にシャンクスが登場する機会は何回かあったものの、いずれも顔が見えないように描かれている。

 

そのため、シャンクスが傷を付けられたのは、ロジャー海賊団にいた25年前からフーシャ村に来る12年前の間だと推測できる。しかし、どうやって傷を付けられたのかは謎のままなのである。

 

 

■まだ全容が明らかになっていないその強さ

 

シャンクスは、コミックス1巻・第1話「ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-」から登場する古参キャラクターだが、登場回数は極めて少なく、得られる情報量はごくわずか。そのため、その正確な強さに関しても、わかっていないことのほうが多いのだ。

 

だがひとつ言えるのは、彼が強力な覇気の持ち主だということ。コミックス45巻・第434話「白ひげと赤髪」では、白ひげ海賊団の船に単身乗り込んだシャンクスが、持ち前の覇気で新入りの船員を軒並み気絶させていた。執筆時点でまだコミックス収録されていない第1055話「新時代」では、海軍大将・緑牛に対し、ピンポイントで覇王色の覇気を浴びせるなど高度な技も披露している。

 

また世界一の剣豪であるジュラキュール・ミホークとライバル関係にあったことも示唆されている。実際にコミックス11巻・第96話「東一番の悪」では、ミホークから「片腕の貴様と今さら決着をつけようなどとは思わん」、先に挙げた第434話では白ひげから「お前と鷹の目との決闘の日々も」という発言が確認できる。

 

ミホークと言えば、作中きっての実力者。彼とライバルだったことが本当であれば、シャンクスは極めて高い戦闘力を持っていることになる。

 

 

■世界政府の最高権力者・五老星とのつながり

 

シャンクスは、かつて海賊王ゴールド・ロジャーの海賊の船員であり、現在は海の皇帝・四皇の異名を持つ大海賊だが、世界政府の最高権力者・五老星とのつながりもある。懸賞金40億4890万円がかけられた海賊でありながら、コミックス90巻・第907話「虚の玉座」では、世界政府のトップたちが居る “権力の間” に入ることを許されたのだ。

 

海賊が足を踏み入れることなんて到底できない “権力の間” に、なぜシャンクスは入ることができたのか。現時点では明確な理由は判明しておらず、真相は不明。ただ彼は世界政府側の人間からは、そこまで危険視はされていないと思われる描写が多い。

 

たとえば、コミックス25巻・第233話「世界最高権力」において、前出の五老星からは、「 “赤髪” は暴れさせればこそ手に追えんが自分から世界をどうしようという男でもあるまい」との評価を下されている。またコミックス59巻・第580話「終戦」では、シャンクスが戦争で亡くなった白ひげとエースを弔うことに対し、海軍元帥のセンゴクが「構わん!! お前なら…いい。赤髪、責任は私が取る」と海賊に対する異例の発言をした。

 

このことから、シャンクスは世界政府からそれほど危険人物扱いされておらず、ある程度の信用を得られていると推察できる。だがそれにしても特別扱いすぎるため、もしかしたら世界政府関係者なのでは……と考察するファンも少なくない。

 

いずれにしてもまだまだ謎の多いシャンクスだが、その謎の全てが最終章で次々と明かされていくのだろう。期待は増すばかりである。

文月

編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。人から1000円もらって「ご飯食べていい」と言われたら、350円ぐらいおつりを出してしまうほどの小心者。ギターが趣味だがさぼり癖が抜けず永遠の中級者。最近は人文図書の収集にハマっている。

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