「女性がダサいと感じる男性の髪型」ランキングで "あの髪型" が過半数を超えるNGに! その理由を分析してみた
メンズヘアサロンを全国展開する『株式会社PERCUT(パーカット)』が、「女性がダサいと感じる男性の髪型」についてアンケート調査を実施し、その結果をネット上に配信していた。とりあえずは、上位にランクイン “してしまった” 「男性の髪型」を以下に紹介してみよう。(※調査対象期間は2022年8月2日〜8月3日で、609名の女性対象。複数回答可)
1位:きのこヘア(50.9%)
2位:ロン毛(49.3%)
3位:ウルフカット(27.4%)
4位:アシンメトリー(19.4%)
5位:短すぎるツーブロック(14.0%)
6位:アイロンを使ったヘアセット(12.2%)
・特になし(21.3%)
・その他(2.5%)
「ロン毛」も「ウルフカット」も「アシンメトリー」も「(短すぎる?)ツーブロック」も……過去に一世を風靡した、かつての「トレンディなヘアスタイル」ばかりである。「きのこヘア」だってビートルズ全盛期の1960年代には大流行した……らしいし、「アイロンを使ったヘアセット(=パンチパーマのこと?)」だって一部の反社層やヤンキーのあいだでは……いまだ根強い人気を誇っている。これらすべてがネガティブに捉えられているということは……もしかすると、男性の髪型の自由度は年々幅が狭くなっているのかもしれない。
それにしても「きのこヘア」の過半数を超える拒絶っぷりってえのは、一体どーいうわけなのか???
「前髪が重たく、モッサリしている」
……というのがおおよその理由らしいが、ここまで不人気にもかかわらず、バナナマン日村・蛍原徹・バカリズム……など、お笑い芸人を中心とし、あえてこの髪型をチョイスするヒトは一定数実在する。やはり、見た目の「瞬間的インパクト」という面では群を抜いているってことなんだろう。
私は「きのこヘア」が圧倒的に女性からの支持を得られない遠因の一つに「なんとなくの草食系男子感」があるんじゃないか……と、にらんでいる。そう! シルエットこそ男性器チックなのに(笑)「きのこヘア」は男性からオスとしての「色気」「セクシー」「ワイルド」……といった要素を徹底的に奪い取ってしまうのだ。
試しに「きのこヘア」でキメている男性のパンツ一丁姿(もしくは水着姿)を脳内でイメージしてみたらいい。けっこうなギャップがマヌケ……でしょ? そういう意味では「ロン毛」も「アシンメトリー」も「(極端な)ツーブロック」も同様で、とどのつまりが「髪型をつくり込みすぎる」という “アンナチュラル” が、イマドキの(草食系男子好きを除外する)多数派女性のモテ事情にはマッチしないのではなかろうか? (※「ウルフカット」も「ワイルド」を「つくり込みすぎ」との観点からすれば例外ではない)
もはや、髪型は “アピール” ではなく、「容姿やファッションのトータルバランス」だとか「清潔感」だとか「社会性」だとかを “フォロー” するだけのツールとなりつつあるのではなかろうか。私みたく還暦間際にもなると、仮にやりたくても「きのこヘア」なんて毛量的にできるはずもなく、可能な髪型はおのずと「(元)海老蔵坊主」と、その他2つくらいに限定されてしまうのだが……(笑)?