90年代は空前のビーイングブーム! B'z以外に2組バンドを挙げるなら…コレでしょ!?

コラム

citrus 文月

 

音楽制作会社「ビーイング」の輩出する “ビーイング系アーティスト” が人気を集めた90年代。ZARDや大黒摩季など女性歌手の活躍も大きかったが、やはりロックグループの存在は欠かせなかった。そこで今回は90年代ビーイング系のロックグループを3組紹介!

 

 

■B'z

 

1988年にシングル『だからその手を離して』でデビューしたロックユニット「B'z」。ギタリスト・松本孝弘、ボーカル・稲葉浩志のふたりで結成された同ユニットは、これまでに8000万枚以上のCD売上を記録し、 “日本史上一番売れたアーティスト” として知られている。

 

ハードロック調のパワフルなロックサウンドと打ち込みをミックスした音楽性をベースに、アコースティック、ブルース、ファンク、歌謡曲などさまざまな音楽のエッセンスを取り入れた実験的な楽曲制作を行うB'z。1991年のシングル『LADY NAVIGATION』のミリオンセールスを皮切りに『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』、『LOVE PHANTOM』など数々の大ヒット曲を連発した。

 

ハードロックを取り入れたJPOPアーティストのなかでこれだけ売れているのは、B'zだけだと語るファン、音楽関係者も多いという。名実ともにそう言われるのも納得だ。

 

 

■T-BOLAN

 

「T-BOLAN」は、1991年に『悲しみが痛いよ』でデビューした4人組ロックバンド。同バンドは、1987年にドラムの青木和義がボーカルの森友嵐士を誘い結成されたバンド「プリズナー」が前身となっている。そして1990年、ギターの五味孝氏、ベースの上野博文とともに結成されたのがT-BOLANだった。

 

スタンダードなロックサウンドに情緒たっぷりな歌メロが魅力的なT-BOLAN。なにより、森友のソウルフルな歌声は、聴く人の心を離さなかった。デビュー後、1992年の『じれったい愛』、1993年の『おさえきれない この気持ち』など多くのヒット曲を連発。なかでも1992年のシングル『Bye For Now』は、ミリオンセラーを記録するほどの大ヒットとなった。

 

その後、1999年に森友が発症した心因性発声障害によりバンドは解散することに……。しかし、解散後も再結成を単発的に繰り返し、2017年には本格的な活動を再開した。

 

 

■WANDS

 

1991年に『寂しさは秋の色』でデビューしたバンド「WANDS」。ビーイングプロデューサー・長戸大幸を介して、ボーカルの上杉昇、オーディションで最終選考に残ったギターの柴崎浩、ヘヴィメタルバンド「LOUDNESS」のサポートだったキーボードの大島こうすけの3人で1991年に結成された。

 

WANDSはメンバーの入れ替わりが激しいことで有名なバンドだが、一般的に認知度が高いのはオリジナルメンバーが在籍していた第1期、そして大島が脱退して代わりに木村真也が加わった第2期だろう。煌びやかなシンセサイザーのサウンドにワイルドなギター、上杉のハイトーンボイスが特徴的な第2期までのWANDSは多くの名曲をリリース。1992年の『もっと強く抱きしめたなら』、1993年の『時の扉』、1994年の『世界が終わるまでは…』など後世に残る楽曲を発表した。

 

1996年に上杉と柴崎が脱退して第3期になってからも、1997年の『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』などを発売。しかし、2000年に活動を休止し、以後2019年の第4期になるまで沈黙を貫くことになった。現在は新しく参加したボーカルの上原大史と柴崎、木村の第5期メンバーで活動を続けている。

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