絶体絶命! 自宅で父親を襲った悲劇とは? アシナガバチのアナフィラキシーには要注意
自宅の軒下で、突然、恐ろしい生物に襲われ父親が死にかけた? それは、生物の習性を知っていたら危険を回避できたかもしれない出来事だった。
2016年7月、新潟市でとある家族が父親を自宅に残し母親と2人で日帰り温泉を楽しんでいた。親子2人が温泉を楽しんでいる間、温泉嫌いの父は庭で草むしりをしていたという。
休憩をしようと思った父は、家にある階段を登るためのお手製の補助紐をいつもより手荒に引くと、実はその裏にアシナガバチの巣が。刺激を与えたことでアシナガバチが戦闘モードになり、父親に向かって総攻撃を仕掛けた。
アシナガバチは比較的おとなしい性格でスズメバチほど危険なイメージはないが、巣を守るために一斉に攻撃する特徴があり、父親が草むしりをしていた7月~8月頃は卵や、幼虫、そして来年の女王蜂候補を守ろうと戦闘モード全開の時だったのだ。
さらにアシナガバチは怒らせてしまうと黒色に過剰に反応する習性があるのだが、このとき父親の着ていた服はなんと全身真っ黒。そのため一斉に攻撃されてしまった。
温泉から帰ってきて同じく補助紐を引いた妻と娘も蜂に刺されてしまう。2人とも刺されながら何とか家の中へ入ると、そこには意識朦朧で蕁麻疹がでている父が倒れていた。
実は父は、過去に何度か蜂に刺されており、アナフィラキシーの初期症状が出ていたのだ。
アナフィラキシーとは 全身性のアレルギー反応が起きることで、さらに、血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックという。スズメバチやアシナガバチなどの毒を持ったハチに刺されると体内に抗体ができる場合があり、その後再び刺されると抗体が過剰に反応してしまうことがあるという。そうなると全身性の蕁麻疹や嘔吐、咽頭粘膜が腫れ呼吸困難になることもあり、最悪死に至る危険が。
妻と娘は、「とりあえずこれで冷やして!」 と、冷やしたタオルで応急処置を開始。だがその瞬間、父親は呼吸困難になってしまう。
すぐに救急車を呼び病院へ運び、アドレナリン注射でなんとか一命はとりとめることができた。母親と娘は、痛みは4日くらいあったが今回初めて刺されたので大事には至らなかったそう。
さらに、家に帰ると警察と消防が出動し、立ち入り禁止の黄色いテープが敷地中に張り巡らされ、まるで大きな事件現場の様子になった我が家の姿が。蜂が大量発生したと救急に連絡すると警察や消防が出動し、地域住民に警戒を促すことがあるという。
専門家の玉川大学農学部 O教授は「アシナガバチが巣を作る場所、圧倒的に多いのは日本の家屋の屋根の軒下です。開放空間で雨風が防ぎやすい。そういったところに巣が作られるんです。巣を作られる前に殺虫剤などを撒いておいて、巣を作られないようにする。そういった予防策が有効じゃないかと思います」と解説した。(2022年6月28日OA)
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