将来、資産になる家とならない家…なにが違う?
家を購入する際に気になるのが、将来、売ることができるかどうかという不安。買い物ではないだけに、経年とともにその価値がどう変動するかは気になるところ。数十年を経て、ヴィンテージとして価値を保ち続けるマンションにはどのような条件が必要なのでしょうか。
■ヴィンテージマンションの条件とは?
不動産業界関係者の声を集めると、主な条件は以下のとおりになる。
- 築10年以上経過している
- 坪単価が300万円以上で市場に流通している
- 専有面積90~100㎡以上
- 希少な好立地であること。具体的には東京都心の港区赤坂、青山、麻布などの「3A」、千代田区番町、渋谷区広尾など
ヴィンテージマンションは、さすがに高すぎて手が出ないという人は、「ヴィンテージマンション予備軍」について知っておきたいところ。人気の中古マンションはどのように見分ければよいのかについてもご紹介します。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>そのマンションは将来「ヴィンテージ」? それとも「中古」? 分岐点はココにある
■資産価値を高める家造り5つの方法
海外のように不動産価値を高めるには、「家の長寿命化」を図ることが必須です。なぜなら、25年程度が日本の家の寿命だという認識が広がっており、25年経つと家の価値は0になると思われているからです。
「長期優良住宅」や「200年住宅」などに代表される家の仕様など、80年、100年以上耐久性をもたせることで、「家の価値が下がらない不動産」にすることが重要です。
不動産価値を考える場合は、立地条件も重要ですが、家そのものの資産価値を下げないためには、メンテナンスなどを含めたライフスタイルがカギとなりそうです。
もっと詳しく知りたい方はコチラ>>資産価値が下がらない家の造り方
■「新築」にこだわる必要はない
いずれ賃貸に出してもいいし、転売してもいい。と購入に手を出しやすいのがマンションだ。駅から近い方がいいし、設備も豪華で新しいほうが借りてもつきやすいはず……なんて考えるだろうが、そのぶん毎月の管理費用も高くなる。フィットネスルームやシアタールーム、パーティも開けるゲストルームなど、あればとっても便利だが、本当に必要だろうか? 1年間に何回ジムに行ってる? 映画見てる? そもそもそんなに人招く?
オリンピックを控え、家を買うなら2020年より前がいいのか後がいいのかと悩んでいる人はいませんか。物件のメリットデメリットを考慮した賢い家選びの方法とは?
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■「学区」で選ぶという選択肢も
「公立小移民」という言葉を知っているだろうか。お目当ての公立小学校に子どもを通わせるため、その学区内に引っ越す世帯のことだ。「わざわざそれで引っ越しとは……」と思う読者もいるかもしれないが、本書によると人気の公立小学校の定員の2割は「公立小移民」が占めているそうだ。その理由は当然、教育環境の整った学校に子どもを通わせたいという親の願望に他ならない。
人気の学区は、多くのファミリーが移住を希望している場所。つまりその学区にあるマンションであれば、資産価値は確保されるというわけです。
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