年に数個しか売れないのにコンビニに置いてあるモノ

コラム

川乃 もりや

 

コンビニというところは、効率を求めアイテムを極限まで減らしてきました。最近では、それを見直しスーパーには及ばずとも、品揃えの量を増やしてきている。そんなコンビニには、店によって「こんなの売ってるんだぁ」という商品が置いてある。

 

品揃えの一つ、衣類について書いてみよう。

 

コンビニで品揃えされている衣類として代表的なモノはパンツやTシャツ、ストッキングがある。中でも動きが盛んなのは、ストッキングだろう。女性たちが外出先でストッキングを伝線させてしまい緊急で駆け込んでくる。そんなところから、女性トイレにストッキング履き替え用に、すのこ板を置いたところ大変好評だ。

 

次によく売れるのが男性用のパンツ(パンツという名称を最近ではズボンと同様に若者は言うようだが、筆者は40過ぎのおっさんなので、ココでは下着のパンツを示す)、Tシャツ。夏場、工事関係者が汗や汚れでどろどろになった時に需要が高まる。主に街道立地では必須商品と言えよう。

 

最近では、ごく一部の店舗でYシャツなんかも置いてある。出張で忘れたのか、持ってきた(着ていた)Yシャツが、汚れてしまったのか。オフィス街では見かける商品となってきた。

 

 

そんな中、古くから一部の店舗で年に数個、だけど品揃えから外せないのが「ネクタイ」だ。ネクタイと言っても通常時に付けるものではなく、「白ネクタイ」「黒ネクタイ」だ。そうです、結婚式や葬儀で使うのですが、結構忘れる人が多いらしく。それぞれ、結婚式場そばの店舗、葬儀場そばの店舗で売れる。

 

白ネクタイは、「式前に汚れてしまって」という方も多いようですが、現在では、結婚式の服装としてのフォーマルも変わりつつあり、以前に比べると売上も落ちてきたようだ。一方、黒ネクタイは変わりなく動きはある。と、言っても、最初に書いたように年に数個の販売だが……。

 

このように、立地を著しく限定する品揃えの代表のひとつが衣類と言えよう。時間があるときにでも、オフィスのそばのコンビニ、家の近くのコンビニ、見比べてみてはいかがだろうか。

 

※情報は2019年3月4日時点のものです

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