タピオカ騒動で炎上中の“ユッキーナ” フジテレビは出演シーンの放送を自粛すべきだった?

コラム

 

 

『東スポWeb』によると、「ユッキーナ」ことタレントの木下優樹菜(31)が、10月30日に放送されたフジテレビ系の新番組『BACK TO SCHOOL! 初回2時間SP』に出演していたことが、大きな波紋を呼んでいる……らしい。

 

ユッキーナといえば、実姉が勤務し、トラブルになっているタピオカドリンク店の関係者に向けて、恫喝めいたダイレクトメッセージ(DM)を送りつけたことが判明し、只今大炎上中。10月9日に自身のインスタグラムで謝罪文を掲載したが、いまだ“鎮火”には及んでいない。そんななか、フジテレビは同新番組で、

 

 

木下が愛媛県の小さな離島・中島にある島唯一の高校を訪れ、自身が高校時代に抱いていた「田舎の高校でちゃんとした学校生活を過ごしてみたい」という想いを実現させるシーンを、収録した時期をテロップで知らせることもなく、事前の番宣も含めてノーカットで放送した。

 ……のだそう。

 

ところが、ネット上では放送前から

 

「炎上商法かよ」「誰が見るんだよ」「フジテレビ正気かよ」……ほか、批判の声が噴出。一方、裏番組として日本テレビ系では『今夜くらべてみました』が放送されており、税務申告漏れで活動自粛に追い込まれた徳井義実(44)の出演シーンはしっかりカット。それだけに「徳井はカットされているのにユッキーナはいいのか」「徳井もひどいけど一般人を恫喝するのはもっとひどい」……との批判も多かった。

……という。

 

徳井の件に関しては、実のところ、私もいろいろと物申したいことはあるのだけれど、今日ここで触れるのはやめておく。実際に、一度は“国民の義務”を怠ってしまい、それに対して世論が厳しいジャッジを下したのだから、まあ放送カットも致し方なかろう。が、はたして徳井のケースと同じ文脈で、今回の木下のノーカット放送を語るのは本当に正しいのか? 私は別にユッキーナのファンでもなんでもない……と断ったうえで「そこはちょっと違うんじゃないか?」と、あえて主張したい。

 

だって、トラブルの内容としては、単なる「気の合う仲間同士が思いつきで和気藹々と立ち上げたタピオカドリンク店という個人商店的なビジネス」の初期段階で、いかにもありがちな「どっちもどっち」なクラスの泥沼化した痴話ゲンカじゃないですか。そりゃあ「一般人じゃなく、公人と見なされる芸能人としては、もっと発言に気を配るべき」って見方だってあるのかもしれない。たしかに、

 

「いい年こいたばばあにいちいち言う事じゃないと思うしばかばかしいんだけどさー」
 
「出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」
 
「色々頭悪すぎるな」

 

……ほか諸々、ドスの利いた“そのスジまがい”なセリフのオンパレードではある。ただ、これら一連のやりとりに我々傍観者が示すことができるのは“嫌悪感”のみである。おそらくアドバルーン的に放送を決行し、とりあえずは視聴者の反応を静観してみよう……との目論見があったに違いない、まだリスクヘッジの段階であろうフジテレビを炎上のまな板に乗せるのは、この恫喝問題が裁判沙汰にまで発展して、木下の有罪が確定してからでも遅くないのではなかろうか。

 

正確な表現をすれば、今現在で日本国民が行使してかまわない“権利”とは、「あんなにも口汚い言葉を連発するユッキーナなんて、もうテレビで観たくはありません」といった論調の“清き一票”をネット上に投じ、メディアやクライアント様へと地道に訴えかけることだけ……ということだ。

 

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