福山雅治が語る「女性が言う"あなたといると楽しい"は、付き合ってもOKサインか」問題について考察してみた
親愛なるcitrus男性読者は、そこそこ懇意にしている女性から「あなたといると楽しい」「あなたと話していたら頑張れる」……といったたぐいの言葉をかけられた経験がおありだろうか? そんなことが、あの福山雅治(50)がパーソナリティを務めるラジオ番組『福のラジオ』(TOKYO FM)で去年末、ささやかながらの討論になった……らしい。
福山曰く、「あなたといると楽しい」なる発言はイコール「あなたのことが好き!→あなたとずっと一緒にいたい」と男性の脳内では変換される……とのこと。ところが、同番組の女性ディレクターは
「女子はそういうセリフを付き合うつもりがない相手にもいいますよ」
……と主張。緊急アンケートを行ったところ、3,442人もの女性リスナーから回答をいただき、なんと! 結果としては
「言うことがある」→45%
「言うことはない」→55%
……と、福山理論を台無しにする驚愕の数字が弾き出されたという。ちなみに「言うことがある」女性の言いぶんとは、
「人として信頼している安心感と“恋のドキドキ感”は違うんです」
「ごめんなさい。“楽しい”と“キスできる”は別なんです」
……みたいな感じなのだそう。
男子にとってはじつにデリケートかつ、やっかいな問題ではないか。とくに我々おじさん世代は、20〜30歳もの年の差がある女子と食事や飲みに行ったとき、
「ゴメスさんは話題が豊富なので、一緒にいてとても楽しいです」
……なんて甘言をいただく回数が加齢するごとに増えてくる。さすがにまもなく還暦を迎えるような年齢になれば、それを鵜呑みにして「じゃあ、思い切って告白してみるか」とフライングに走ってしまうようなおめでたい発想はナリを潜め、あっさり撃沈……といった悲劇に見舞われるリスクも多少は回避できる程度にはアダルトに成長した自分がいるのだけれど、どうやら福山おじさんはそうじゃない様子である。
「自分も含めた男性は、こういう言葉をかけられたら勘違いしてしまう人が多いんじゃないかな。それほど危険な言葉ですよ」
……と力説する。かつて「平成のモテ男」の名をほしいままにした福山雅治らしからぬ、まるで少年のごとくな“ピュアなメンタル”としか言いようがない。
おそらく、福山本人は“脈があるかないかがジャッジ困難”な女性を口説く……どころか、そーいう“微妙な関係”にある女性にもう数十年出会ったことすらないのだろう。会話にまで到った女性はオール“脈アリ”──つまり「平成のモテ男」ゆえモテすぎて、いわゆる“一般的な恋愛”の経験値が決定的に不足しているのだ。
だがしかし! ラジオのパーソナリティは、このように一回転して“童貞的な感受性”をいまだキープし続けているぐらいでちょうどいいのかもしれない。だからこそ、女子には脇目もふらず勉強に勤しんでいる受験生のラジオリスナーにも絶大なる支持を受け、ひいては“隠れセカンド童貞”を長期間引きずる意外と多くのおじさんたちのハートをも、福山は密やかに鷲掴んでいるのではなかろうか? まさに向かうところ敵なし! 生まれ変わったら福山雅治になりたい!! いやマジで。