最上もが「ファンとは恋愛しない」理論を、おミズのおねえさんに当てハメてみたところ…

コラム

 

女性アイドルグループ『でんぱ組.inc』の元メンバーでタレントの最上もが(30)が2月12日、自身のインスタグラムを更新。ファンと恋愛しない理由を、以下のようにつづった。

 

「でんぱ組の頃はつながり禁止だったので、(恋愛自体は禁止じゃなかったけど)仕事で関わらない限りはリプもだめだし、フォローもだめ。違反になるから」


「そしていまもファンと恋愛しない理由としては、今の活動の仕方に合うと思ったから、なのと、ファンと繫がったらその事をリークされる可能性があるから」

 

「仕事とかご一緒した人に『実はファンでした!』っていわれて、恋愛に発展しないかはわからないけど、(同業でお互いにリスクある人ならリークの心配も減るし)」

 

「個人的には『めっちゃファンです!!!!』みたいなノリの人に会うとどうしても壁作りますし、相手の理想崩したくないからそういう2人でご飯とか絶対いかないです」 

 

私は、最上もがなる人物がファンと恋愛しようがしなかろうが、そのへんは正直どーだっていいのだが、自分の日常生活に照らし合わせてみると、この「ファンと恋愛しない理由」ってヤツは、なかなかに興味深い言及だったりする。


 
さて。ならば「自分(私)の日常生活に照らし合わせる」とは、具体的には如何なることなのか──それはズバリ!「キャバ嬢やフーゾク嬢も最上同様、ファンつまり“客”とは恋愛しないのか?」ってことである。

 
だとしたら、あまりに寂しい話ではないか。私は、お金を払うとおねえさんがその額面に見合った接客をしてくれるたぐいのお店も、れっきとした“出会いの場”のひとつだと解釈している。だから、私はその手のお店に足を運ぶ際は、必ず「よっしゃ、これからカノジョ(候補)を探しに行くぞ!」と気合いを入れる。いわば「しゃべりかけてもシカトされないスポットへナンパに行く」ようなもので、極論「シカトされないこと」に対してお金を払っているとさえ思ってる。

 
「『めっちゃファンです!!!!』みたいなノリの人に会うとどうしても壁作りますし、そういう2人でご飯とか絶対いかないです」と最上は断言する。ってことは、一度接客されてその子のことをたまたま気に入ってしまい、大枚をはたき何度もお店に通って指名してしまうような『めっちゃファンです』的なハマり客は“それ以上”の関係に到ることができないのか? 私は一刻も早く、お店以外の場所に連れ出して、ご飯を食べたり温泉に行ったり……と、マンツーでデートがしたいのだ。
 

「永遠の思春期」というキャッチコピーで馴らす私も、さすがに55歳を超えたあたりから、女子との出会いの機会はめっきりと減ってきた。稀に合コンに呼ばれても「若づくりのちょっと面白いヘンなおじさん」扱いで、最後は年相応の若い男子たちに美味しいとこは全部持って行かれてしまう。もはや我々おじさんはお金を払うと女子が接客してくださるたぐいのお店でしか、恋愛のきっかけを得ることができないのである。
 

最上が指摘するところの「リスク」は、タレントじゃないキャバ嬢やフーゾク嬢にとってはそう深刻じゃないにせよ、「そこまで入れあげてくれている客なら、下手な恋愛関係に陥るより太客としてキープしておいたほうが賢明」「そもそも自分がここまで優位にコントロールできる相手にトキメキを感じることができない」「そんな相手とご飯行く時間があるなら家で洗濯してたほうがマシ」……って心情は、すごくよくわかる。が、せめて「ファン(客)とは恋愛しない」なんて身も蓋もない“本音”を、公に向けて宣言し、男子の“夢”をブチ壊してしまうのだけは、お願いだからやめてもらいたい……。

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