“空気を読めないちょっとウザい男”のほうが結果的にモテる説ってホント…?
■「”良い人”=人畜無害=“どうでもいい人”」にならないことが大事
中高時代の4軍男子(非モテ)から這い上がった経験をもとに、恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
今回は、タイトルにある通り、【“空気を読めないちょいウザ男”のほうが結果的にモテる説】についてお話したいと思います。
さて、いきなり真逆のことを言うようですが、“空気を読めないちょいウザ男”は嫌われることも少なくありません。文字通り空気を読めないと思われ、「ウザい」というレッテルを貼られるリスクがありますからね。
けれど、それでも僕は「モテたいならば“空気を読めないちょいウザ男”になるべし!」と提唱しています。
――とりあえず、“モテる”ということがどういう状態か考察してみましょうか。
自分のまわりに100人の女性がいるとして、その100人全員から恋愛感情的に「好き」と思われること、これが究極形です。けれど、それはあくまで理想論、というか絵空事です。
すごい整った顔立ちで仕事もできて、スポーツ抜群で性格も良いパーフェクト超人だったとしても、周囲の女性全員に「好き」と思わせることは、ほぼ不可能でしょう。
でも、モテたいと思う人は、周囲の女性全員に好かれるような態度、周囲の女性全員に嫌われないような態度を取りがち。……これが大いなる過ちなのです。
周囲の女性全員に好かれよう&嫌われないようにする人の末路は“良い人”です。
“良い人”で何が悪いのかと思うかもしれませんが、
「“良い人”=人畜無害=“どうでもいい人"」
とも言えてしまうんです。
ですから、“どうでもいい人”に成り下がって一切モテないよりは、一定数の割合の女性から嫌われようとも、“空気を読めないちょいウザ男”になったほうがいいんですよね。
■“空気を読める”ことで女性に対して慎重になる――その弊害とは
でも、ここまで話すと、「いや、ちょっと待て。“どうでもいい人”にならないほうがいいのはわかるが、だからといって“空気を読めないちょいウザ男”になったほうがいいという理屈に結び付けるのは強引じゃないか?」と反論する方もいるでしょう。
では、説明しましょう。
まず、“空気を読むことに長けている男”は、ひとつの行動に対して女性がどう思うかを敏感に察知するため、女性がちょっとでも嫌がる可能性がある言動はしません。ですが世の中、女性がちょっとでも嫌がる可能性があることなんて、ごまんとあるわけです。
そして、そのちょっと嫌がる可能性があることをしても、女性全員に嫌がられることなんて実はそれほどなく、意外と3割程度の女性に嫌がられるぐらいのことかもしれません。“空気を読むことに長けている男”は7割の女性には別にウザがられないことでも、3割の女性にウザがられる可能性があるアプローチには及び腰になってしまうわけです。
つまり、、“空気を読むことに長けている男”は、女性から嫌われる可能性があることを避けるあまり、女性に対して能動的かつ積極的なアプローチがなかなかできなくなってしまうんですよね。
当然、空気を読まずにアプローチすることで、「ウザい」というレッテルを貼られることもあります。3割ぐらいの女性には嫌われてしまうかもしれません。ですが、そのリスクを容認することで、能動的かつ積極的なアプローチをたくさんできるようになるので、“恋の打席”に立てる回数が、他の男よりもめちゃくちゃ多くなるというわけです…!
そうやって考えると、“空気を読むことに長けている男”が、嫌われないようにと慎重に石橋をたたいて10回“恋の打席”に立つ間に、“空気を読めないちょいウザ男”は100回ぐらい打席に立っているかもしれませんよね。
――この場合の“恋の打席”における“ヒット”とは、もちろん「女性から好かれること」。
“空気を読むことに長けている男”は慎重に攻めているので、打席に立てばヒットの打率は5割もあるとします。一方で“空気を読めないちょいウザ男”はとりあえず出たとこ勝負で打席に立つので、ヒットの打率は2割しかないとしましょう。
でも、10回打席に立って5割の打率の“空気を読むことに長けている男”のヒット本数は、5本しかない。それに対して、100回打席に立って2割の打率の“空気を読めないちょいウザ男”のヒット本数は20本もあるわけです。
――ウザいと思われることを覚悟で、ともかく能動的かつ積極的なアプローチできるほうが、結果的にモテるんです。