いつまで続く? 在宅勤務・オンライン飲み会を少しでもスムーズに行うための試行錯誤

コラム

 

新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、「テレワーク」が国レベルで推奨されて、もうずいぶんが経つ。

 

「テレワーク」とは、日本テレワーク協会の定義によると

 

「情報通信技術(ITC)を活用した時間や場所にとらわれない柔軟な働き方」

 

……のことらしい。そして、そのスタイルもさまざまで、大ざっぱには以下の3つに分類されるという。


 
 在宅勤務(文字どおり、自宅で仕事をすること)
 
・  モバイルワーク(ノートPCやタブレット、スマートフォン…ほかの端末を持ち歩き、外で働くスタイル)
 
・  サテライトオフィス勤務(企業が用意した出張所や契約したシェアオフィスほかで働くスタイル)

 

私の仕事は、打ち合わせや取材・インタビュー・撮影……など、人と対面するケースは無きにしも非ずなんだが、基本はノートパソコンで原稿を書いて、完成したらメールで送っておしまい……の繰り返しである。つまり、自宅でほとんどが事足りる典型的な「在宅勤務該当者」……ではあるものの、私は好きなアイテムやツールで埋め尽くされている自宅で原稿を書けないタチの人間で、執筆作業は90%以上、喫茶店やカフェで行っている。もちろん、一フリーランサーのそんなワガママな物言いを受け、シェアオフィスだとか都内の一流ホテルだとかを用意してくださる版元なんぞ実在するはずもなく、そういう意味では「(無駄な)モバイルワーカー」に属するのかもしれない。

 

昨今、コロナショック以前から時流となり始めている「テレワーク」をより充実させるため、中古マンションを購入し、室内を個人の好みに合わせて大規模なカスタマイズを施す「リノベーション」が都会近辺に在住する30〜40代を中心として、静かなブームとなりつつあると聞く。が、私の場合、自宅を自分好みにカスタムアップすればするほど仕事に集中できなくなるので(笑)、「リノベ=テレワークの充実」という定則はなりたたない。“適度な不便さ”こそが私のインスピレーションの源なのだ。

 

仕事どころかプライベートにおいても「不要不急な外出の自粛」を要請される実状のなか、ホンの1ヶ月ほど前には“出来の悪いジョーク”として一笑に付されていた「オンライン飲み会」も、もはや馬鹿にはできない今日(こんにち)の非常時における有効なストレス発散法の一つとして、急速にフィーチャーされつつある。

 

『PRESIDENT Online』が、「働き方評論家」で著名な常見陽平さんが執筆した『コロナ渦の「強制在宅勤務」を「テレワーク」だと思ってはいけない』なるタイトルのコラムを配信していた。

 

現在、日本国民が強いられている「テレワーク」の多くは「強制(毎日)在宅勤務」に過ぎず、かなり限定された類型である……としたうえで、“正しい”在宅勤務を少しでもスムーズ化するための“コツ”がズラリ書かれている。なるほどなぁ……と思えるものもたくさんあったので、その一部を紹介しておこう。

 

・  レガシーツールである「メール」から「メッセンジャー」などの各種チャットツールに切り替え、コミュニケーションを簡潔にする
 
・  ビデオ会議ではリアクションを大袈裟に
 
・  化粧をしていない・パジャマのまま・部屋が散らかっている…ほかの理由からビデオに映りたくない人の姿を非表示にする権利を容認する
 
・  雑談を容認する
 
・  ビデオ画面の背景を変える…などの遊び心を大切にする

 

こういった“試行錯誤”は、おそらく「オンライン飲み会」にも、十分応用することが可能ゆえ、試せることはどんどんと試してみてはいかがだろう? 私もLINEやZoomでの飲み会の誘いを数人ほどからいただいているので、今週からさっそく積極的に参加したい。

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