新型コロナウイルス感染は悪じゃない!加害者意識に苛まれる人々を救うホリエモンと橋下徹氏の名言

コラム

写真:アフロ

 

『報道ステーション』メインキャスターの富川悠太さん(43)にタレントの石田純一さん(66)……と、ビッグネームな著名人が次々と新型コロナウィルスに感染。本人もしくは所属するテレビ局や芸能事務所が謝罪の意を公へと向けて発表している。

 

そんななか、「ホリエモン」こと堀江貴文さん(47)が4月15日、自身のツイッターで以下のような持論を述べていた。
 

「別に悪い事したわけじゃないのに謝罪しなくてもいいのでは、、」
 
「(石田の事務所が謝罪したことを報じる記事をシェアし)「こんなんで謝罪とかしちゃうから感染した人が村八分みたいにされちゃったりするんだし、言いづらくなって結果感染拡大しちゃうんだよな」


アナウンサーやタレントは半公人みたいなものだし、発熱しているのに無理して番組出演したり、(仕事とはいえ)この4月に沖縄まで行ったりしてしまったのだから謝罪も致し方なし……みたいな判断もあったのだろう。たしかに、ホリエモンの言は“極論”なのかもしれない。が、昨今の「感染が悪」的な世間体、ちまたの風潮に私もいささかの恐怖をおぼえてはいる。

 

正直に言おう。私は新型コロナウイルスに感染すること自体より、陽性反応が出た以前の行動から“軽率”を炙り出され、その結果「他人に迷惑をかけてしまった」と自責の念に苛まれ、心身共に追い込まれてしまうことのほうがずっと怖い。だから、この堀江ロジックに、ぶっちゃけ私はいくぶん助けられたような安堵感を得ることができた。

 

たとえば、ここcitrusでも何度もお伝えしているように、私は自宅では執筆ができないタチで、緊急事態宣言が発令されて以降も、いまだに喫茶店まで原稿を書きに行っているし、数日前には人の密集が指摘されている戸越銀座まで散歩に行ったこともある。つまり、今のご時世において、私はお世辞にも「清廉潔白」とは呼べない、ザッと思い浮かべてみても“不謹慎な行為”をいくつかやらかしてしまっているのだ。

 

ただいっぽうで(仮にテレワークが不可能なため“出勤”を余儀なくされているような人たちを除いたとしても)100%“正しい”毎日を過ごしている人は、はたしてどれくらい実在するのだろうか?

 

元大阪府知事の橋下徹さん(50)が4月15日、『あさチャン!』(TBS系)に生出演した際、こんなことをおっしゃっていた。
 

(国のリーダー、政府は)「たしかに信用が重要なんだけど、僕も政治家をやっていて有権者の皆さんにそれだけ信用を得ていたかって胸張って言えません。やっぱり所詮、普通の人間だから」

 
これもまた自粛と不謹慎との折り合いに彷徨う私みたいな人間にとっては、とても癒される言葉であった。自分のことは棚に上げ、公人・半公人の粗相を目の敵のごとく叩きまくることが有効なストレス解消法の一つとして機能するのも理解はできる。が、同時に「感染は悪じゃない」と至極当たり前な“真理”を「やっぱり所詮、普通の人間だから」と“寛容の精神”をもって、誤解を恐れぬ雄弁な人物がアナウンスし続けてくださることも、それはそれで重要だと私は考えるのだが、いかがだろう? 立憲民主党の某議員の歌舞伎町セクキャバご乱心事件は、さすがに本人からの謝罪の声を聞きたいですけどね。セクキャバって「三密」にプラス、濃厚接触どころじゃない「粘膜接触」が加わるわけだから、下手すりゃキャバクラやデリヘルよりもおっかないスポットなのでは? 国会で安倍首相に「会食の自粛」を促していた政治家が、いかにもバレがちなセキュリティ(?)の甘いスポットで蛮行の数々を──ある意味、すごい神経だと感心する。「不謹慎」を通り越して「クレイジー」としか表現のしようがない。

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