マツコ・デラックスの『ホンマでっか!? TV』卒業は成るべくして成った自然の流れ?

コラム

 

9月16日放送の『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)で、タレントのマツコ・デラックス(47)が同番組を卒業することが、なんの前ぶれもなく、いきなり発表された。
 
オンエアの最後に「マツコさんは本日の放送で、ホンマでっか!? TVを卒業します」というナレーションとテロップが。次に「およそ10年間、本当にありがとうございました」との謝意も述べていた。マツコに代わる新レギュラーは、10月7日放送の2時間スペシャルで発表する……らしい。
 
しかし、10年間もレギュラーを務め、この日も普段と変わらない様子で出演していたマツコが、コメントもなく卒業となったことに疑問を覚えた視聴者は多いようで、本件を後追いした記事下のヤフコメ欄をザッと眺めてみても、
 

「この番組はマツコさんなしでは面白さが半減する」
 
「マツコ大好きなのに(もっと詳細な)説明が欲しかった…」
 
「的確なコメントやリアクションやカトパンイジリが楽しかったのに卒業しちゃうのは残念です。ネガティブな理由じゃないことを祈ります」
 
「(フジテレビ側が)全然演者のこと大事にしていない」
 
「揉めたんだろうなあ。さんまさんではなく制作側と」


 ……ほか、さまざまな憶測が書き込まれていた。
 
私もたまたま、この「マツコ卒業告知」の放送回をリアルタイムで観ていたのだが、たしかにあまりの唐突感は否めなかった。もしかすると、なにかマツコが事件でも起こしてフジテレビ側がリスクヘッジ的に先回りしての“降板”なのでは……なんて邪推も一瞬頭をよぎったが、マツコと不倫や違法薬物や不法な金銭トラブル……諸々の不祥事は、どうも直結しづらかったりする。(9月17日の時点で)ネット上や文春砲あたりがざわついている風でもないので、それはおそらくない。となれば、やはり揉めちゃった……のか? まあ、そこらへんの内情は“外野”の私らなんぞが知る由もないので、これ以上、妄想だけで文字数を稼ぐのはやめにしておく。いすれ、マツコが冠を務める別番組で、その経緯をみずから語るかもしれないし……。
 
ただ、私はもう数年も前から、マツコレベルの大物がガヤのその他大勢”として『ホンマでっか!? TV』のひな壇に鎮座している姿に、少なからずの違和感を感じてはいた。そりゃあ、番組側からすればマツコの離脱は相当の傷手ではあろう。が、ピンでバラエティをMCとして仕切ることができるクラスのなかでも頂点に君臨するタレントが、あの明石家さんまと同じステージに立ち、ダブルMCならまだしも“さんまをフォローする役”に徹しているさまは、どう考えても不自然極まりないのではなかろうか?
 
したがって、私はやはりヤフコメ欄にあった、以下の二つの仮説を支持したい。

 

「メインでMCも張れるマツコが、ここではひな壇の一員として頑張ってたのはさんまさんへの恩義があったのかなと思う。10年で一区切りとしたんじゃないかな」
 
「マツコさんらしいと言えばマツコらしいのでは? あくまで看板はさんまさん。アイドルの卒業じゃないんだからテロップ程度で良いわよって本人が言ったのでは?? さすがに何も無くサラッと居なくなる訳にはとスタッフと話し合ってそうなった、とかならいいね」


 私もマツコ本人から真相が明かされないかぎりは↑の仮説どおり、「〜とかならいいね」と猛烈に願う者の一人である。
 

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