【ドラゴンボール】実質戦力外だったヤムチャ様のセリフが大人っぽくて男前すぎる件
アニメもマンガも世界的人気を誇る『ドラゴンボール』において、ヤムチャ様は悟空の初代ライバルキャラでした。残念ながら戦闘力のインフレについていけず、「人造人間編」では実質戦力外でしたが、だからこそ残せた金言の数々があったのです…!
そこで今回は、中高時代の4軍男子(非モテ)から這い上がった経験をもとに、恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト 兼 恋愛カウンセラーである私・堺屋大地が、「人造人間編」でのヤムチャ様のセリフを厳選セレクトして紹介します。
実質戦力外という状況においても、ヤムチャ様は自身のポジションをきちんと理解して立ち回り続けていました。その姿はとても健気であり、ある意味、とても大人的で男前だったと思います…!
■「ちきしょう!!! オレはやらねえぞ!!! 見物だけだからな!!!」
原作マンガ29巻より。
悟空と仲間たちが散り散りになって人造人間19号・20号を捜していた際、真っ先に遭遇したのがヤムチャ様でした。人造人間20号に胸部を貫かれ、案の定あっさり敗れるヤムチャ様でしたが、ギリギリのところで仙豆で回復。
ヤムチャ様と一緒にいた悟飯が人造人間たちのところに向かうと、ヤムチャ様は「しょ…正直いってオレは行きたくないぜ…ゴメンだ…… やつらには…手も足もだせずに死にかけたんだからな……」と素直に心情を吐露。
そんなヤムチャ様の弱音を聞いてられないとばかりにクリリンも人造人間のもとへ向かったため、ヤムチャ様も観念したのか、「ちきしょう!!! オレはやらねえぞ!!! 見物だけだからな!!!」というセリフとともに、悟飯、クリリンの後を追うのでした。
自分の力量を客観的に分析し、「見物だけ」と的確な英断が下せるヤムチャ様…さすがですね!!
■「いや オレがいく!! なさけないがオレが 一番役に立ちそうにない……」
原作マンガ29巻より。
人造人間との戦闘中に、心臓病を発症してしまった悟空。薬が自宅にあるため、悟飯が「ボボク 家へ連れていきます!!」と名乗り出ます。息子ですから当然の立候補ですよね。
ですが、そこでヤムチャ様が「いや オレがいく!!」と悟飯を制すのです。そして「なさけないがオレが 一番役に立ちそうにない……」と、悟飯がぐうの音も出ないほどの説得力あるお言葉で、悟飯から役割を奪っていち早く戦線離脱。
「適材適所」という言葉をチームの誰よりも理解しているヤムチャ様だからこそ、下せた迅速な判断だったのは言うまでもありません…!
余談ですが「なさけないがオレが 一番役に立ちそうにない……」というヤムチャ様の言葉を、その場にいたピッコロ、天津飯、クリリン、悟飯は誰一人否定せず、ヤムチャ様が悟空を連れていくことに異論を唱える者も現れませんでした…。
■「そうだ!! とんでもねえ強さだぞ!! おまえがあばれたってぜんぜんムダだ!!」
原作マンガ35巻より。
ラスボスであるセルを悟飯が撃破し、「人造人間編」はフィナーレへ。セルに吸収されていたものの吐き出されていた人造人間18号が回復して目を覚ますと、クリリンが18号にセルは悟飯が倒したことを伝えます。
敵対していた強敵・18号に対して、悟飯やクリリンはさほど警戒心は抱いてないようでしたが、チーム内で危機管理意識が最も高いヤムチャ様は、やはり違います。
一定の距離を取った遠くから、「そうだ!! とんでもねえ強さだぞ!! おまえがあばれたってぜんぜんムダだ!!」と牽制し、18号に無駄な抵抗はやめるように諭したのでした。(※もともと18号に抵抗する意思はありません)
ちなみにその後、18号はクリリンが自分をかばってくれたこと、自分に好意を寄せてくれていることを聞いても、礼も言わずに去っていきます。
そんな18号がその場から完全にいなくなってから、ヤムチャ様は「あのヤロ~~~~ッ なんだあの態度はよう!! ぶっとばされっぞ!!」と、親友・クリリンの代わりに怒りを露わにするのです。さすがヤムチャ様、友情にも厚いんですよね。(※その発言の直後、天津飯から「おまえにはムリだ……」とツッコまれます)