温泉マイスター・山田ゴメスが独断でオススメする「とっておき温泉」【vol.1福島県(前編)】

コラム

 

今年10月、大分県の別府までわざわざ足を運んで検定試験を受け、なんと! ワタクシ「山田ゴメス」こと本名・山田勝也は「温泉マイスター」の資格を取得しました!!

 

昔から温泉は大好きだったけど、正直そこまで専門的な知識は持ち合わせておりません。でも、取材がてら「ついでに受けちゃおっか…」ってことで受験を申し込んだら、ほぼ一夜漬けで憶えた箇所が大当たり!「まさかの合格」という“大マグレ”を勝ち得ることができちゃったわけです。ただ、同検定を主宰なされている側(特定非営利活動法人 別府温泉地球博物館)の名誉のため一言申しておくと、一夜漬けとはいえ、けっこう真剣に勉強しましたから! ボク……。合格率こそ80%前後と高めではありますが、なんの準備もせずに挑んだら100%受からない、一応は難関資格であります!!

 

 

試験開始ギリギリまで勉強に勤しむゴメス。

 

で、たとえマグレとは言え、せっかく「温泉マイスター」になれたんだし、今後は温泉関連の仕事も増やしていこうかしら……と卑しく目論んでいた矢先にお声をかけていただいたのが、ここcitrus! ってなわけで、さっそくボクがこれまで行ってきた「お気に入り温泉」のストックを、不定期連載として小出しに紹介してみようかと思います。

 

まず、記念すべき第一回目は、福島県にある磐梯熱海温泉と(会津)東山温泉。ボクが泊まったのは『紅葉館 きらくや』(磐梯熱海温泉)と『原瀧(はらたき)』(東山温泉)という温泉旅館で、泉質は前者が「アルカリ性単純泉」で後者が「弱アルカリ性-硫酸塩・塩化物泉」。アルカリ性の温泉は、ざっくり説明してしまうと「皮脂を溶かし角質層を軟化させるため、肌がスベスベになる」効能が期待でき、「美人の湯」だとか「美肌の湯」などと呼ばれることも多かったりします。

 

まず、『紅葉館 きらくや』はですねぇ……宿こそ比較的質素なつくりで、湯船もそんなに広くはないけど、個室風呂(※宿泊者なら先客がいなければ、何度も無料で利用できます)は景色も空気も最高で、のんびり度◎! 

 

 

 

あと、特筆すべきなのは、近所の温泉神社境内から汲み上げられてきたという「ぬる湯」。泉温は36度とやや低めで、肌感としては「お湯」というより、もはや「水」に近い。でも、隣接されたサウナで汗を流したあとに入ったら、すご〜く気持ちいいんですよ。ボク……本来は「サウナ後の水風呂」が苦手で、今まで怖くて一度も入ったことがなかったんですけど、ここのぬる湯なら全然ヘーキ! これを機会に他のサウナでも水風呂にチャレンジしてみようかと……。ちなみに、この日の食事は車で20分ほどの場所にある『鞍手茶屋』というお店で、麺が超ぶっとくてシコシコの「けんちんうどん」をいただきました。

 

 

 

 

 

いっぽうの『原瀧』がある東山温泉は、けっこうな山奥にあって、鄙(ひな)びた雰囲気の温泉街からして情緒たっぷり! 

 

 

 

温泉街の定番? 営業しているんだかしていないんだかが判別しづらい射的屋も!

 

ここの温泉は源泉掛け流し(※新湯を常時注入し、原則として加水・加温は行っていない温泉のこと)で、アルカリ泉ならではのトロトロした“湯触り”を、「マスター」と呼ぶにはまだ遠いボクレベルの半素人(笑)ですら実感することができます。さらに、露天風呂に浸かりながら鑑賞できる、宿名の由来ともなった「原滝」はまさに絶景! 

 

 

 

食事も旅館内でいただきましたが(※そばに飲食店がほとんどないので、素泊まり外食は厳しいと思います)、さすが“山の温泉街”だけあって、ジビエ系の猪鍋や、馬刺しがとても美味しかったです。

 

 

 

……と、今回巡った温泉は、どちらもアルカリ性泉質の比較的「優しめな湯」だったのですが、福島にはじつのところ、ハード系のお湯だって、ちゃんとあったりするんです。その話は次回……ってことで(^ ^)/

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