大ベテランから第7世代まで…女子中高生が選ぶ「好きなお笑い芸人」のカオス感が面白い!

コラム

 

太田出版が発行するサブ・カルチャー誌『クイック・ジャパン』のウェブ版『QJ Web』が『女子中高生の「好きな芸人ランキング」最新版は意外な結果に』なるタイトルの記事を配信していた。

 
いや〜それにしてもしぶとく生き残ってますね、クイックジャパン……。かつては私もここで『◯◯党の党員になって参院選立候補を目指す』だとか『熟年◯ッテ◯バと噂の××にある◯◯◯映画館に潜入!』だとか……今じゃあ伏せ字だらけのコンプライアンス的に絶対掲載できないヘビィ系のルポをヤリまくってましたから……。あのころはホントにボクもカラダ張ってたよなぁ……と、想い出に浸るのはこれくらいにしといて、話を元に戻そう。

 
同記事は、今年『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で発表された「女子中高生が好きな芸人ランキング」について、筆者があれこれと言説する内容で、とりあえず、そのベスト10は以下のとおりであった。(※()内の矢印は去年の結果との比較)

 
1位:千鳥(↑)

2位:四千頭身(初)

3位:サンドウィッチマン(↓)

4位:EXIT(初)

5位:NON STYLE(↓)

6位:チョコレートプラネット(↑)

7位:ダウンタウン(↑)

8位:ぺこぱ(初)

9位:霜降り明星(↓)

10位:陣内智則(↓)

 
対象が「女子中高生」ゆえ、全体的に若めで、第5世代〜第7世代あたりに人気が集中している印象はある。第7世代でも、とくに10代ウケがいいと聞く四千頭身の大躍進も、まあ納得と言えば納得だったりする。あのクールな芸風が、思春期ならではのシニカルな感性にマッチするのかもしれない。

 
なかでも特筆すべきなのは……やはり、7位と10位にランキングされたダウンタウンと陣内智則だろう。いくら冠番組内の企画とは言え、ダウンタウンなんかはもう還暦を間近とするベテラン中のベテラン、大御所である。なのに、下降線どころか順位が去年と比べて上がっている! 同世代のとんねるずが、もはや(半)隠居状態へと凸入しつつある現状を鑑みても、コレってマジすごいことだと思う。

 
10位ギリギリではあるものの、この位置にどうにか踏みとどまっている陣内智則の地力も並大抵ではない。スッキリとした外見と、他人を決して貶めない安定した完成度を誇るピン芸、それにヒナ壇での絶妙なバランス感覚やトーク回しが評価につながっている……ということか?

 
「お笑い芸人」にかぎらず、こうした世代を超える人気ランキングの結果を見ると、今年59歳になる初老の私も、ついうれしくなってくる。やりようによっては女子中高生と対等にコミュニケーションをはかることだってできるんだな……と、希望が湧いてくる。

 
当たり前だが、妙な下心があるわけでは決してない。過去に私がスイスのチューリッヒでクラブ(※踊るほうの)に行ったとき、そこでは若者だけじゃなくおじいさんやおばあさんもが大音量のテクノミュージックに身を委ね、楽しそうにダンスしていた。私はそんなエイジレスな世の中に心底から憧れているのだ。

 
それにしても『水ダウ』って、なんでこのアンケート……「男子中高生」からは取らないんですかね? ソッチの結果もちょっと知りたいのだが……(笑)?

 

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