「ラブホのスタッフ」がTwitterでつぶやく、あまりにリアルな切羽詰まった男女模様
「日常で見落としがちな出来事や話題のニュースを、独自の視点で切り取ってお届けするウェブメディア」を志す『grape(グレイプ)』が、ラブホテルのスタッフとして働く「上野」というヒトがTwitter上でつぶやいている「ラブホの裏事情」を紹介しており、それがなかなかに興味深い内容だったので(※『ラブホの上野さん』というタイトルで、フジテレビによって深夜ドラマ化もされたらしい)、2017年配信と、かなり古い記事ではあるものの、日数によって劣化していくネタでもないため、今日はここcitrusでもその一部をピックアップしてみたい。
多くのラブホは「ドアを開けた瞬間」にキャンセル不可となります
というのも、部屋に入った可能性がある以上、私達は次のお客様のために部屋の掃除を行わなければならないからで御座います。
直前まで入るか入らないかと悩む女性は、男性の財布のためにも、このことをご理解頂ければと思います
【ラブホのコツ 三連休の混み具合編】
一般的なラブホの三連休の混み具合を三連休を例にしてお伝えさせて頂きます
金曜夜 混雑
土曜昼 混雑
土曜夜 混雑
日曜昼 空き気味
日曜夜 空き気味
祝日昼 混雑
祝日夜 空き気味
狙い目は中日の夜(宿泊)で御座います
最近見た印象的なホテルへの連れ込み方
1) 酔った女の子をお姫様抱っこ
2) おもむろに女の子の靴を脱がす
3) 躊躇なくホテルの中へ靴を投げ込む
4) 「あ、靴が落ちた」と言う
5) ご来店
お姫様抱っこが出来ている時点でほぼOKなのですが、凄くアグレッシブだと思いました
ふ〜む……ラブホを眼前とした男女の駆け引きが生々しく伝わってくる、じつに秀逸なツイートばかりではないか。たしかに(コロナ以前なら)三連休だと中日はどこか遠出デートしたいし、最終日の夜は次の日の仕事に備えて夜更かしと“過激な運動”は避けたいところだし……。あと、「ファッションホテル」だの「ブティックホテル」だの……と、オシャレなネーミングも乱発しているが、ラブホはやっぱり「ラブホテル」──ホテル内に籠ってるヒトたちのほぼ100%が性交しているという、よくよく考えてみれば、かなり特殊な状況がかもし出す濃密なオーラがむんとただよう異様な建築物に「女性を誘う」のは、相当にハードルが高い行為だと、あらためて痛感する。
原則として「窓がない」ゆえに時間感覚が狂ってしまいがちなのは、ラブホの致命的な欠点ではあるけど、「夜のアミューズメントパーク」よろしくの性交のみに特化した毒々しい仕掛けが満載するラブホに、ときおり猛烈に行きたくなるのもまた事実だ。
私は、コンプラ的にもキャラ的にも前出の「エントランスに相手の靴を放り投げる」ような、ポップかつダイナミックな戦略で女子をラブホに誘うことはできない。せいぜいが「お願い! 絶対なにもしないから、入るのだけ付き合って!!」と土下座に近いかたちで頭(こうべ)を90度以上の角度で垂れ、さらには本当に「なにもできない」まま退出へと到るケースも多々あった。そして、そういった切迫したシチュエーションに出くわすケースも10年くらい、ご無沙汰だったりする。「ラブホに女子と入れる」どころか「ラブホに女子を誘える機会がある」だけでも、あなたはまだ十分恵まれてるのではなかろうか……と、私は断固指摘したい。あ〜! ラブホ行きて〜っ!!