【進撃の巨人】アルミンという男…エレンの暴走を止められるのは最早コイツだけだろ!?

コラム

TND幽介

 

完結が目前に迫るなかアニメの最終シーズンも公開され、乗りに乗っている漫画『進撃の巨人』。混迷と壮絶極めるこの物語において、メインキャラのアルミンは常に窮地を打開する名案を実行してきた。今回はとりわけ記憶に残る名シーンをピックアップ。

 

 

■第11話/土壇場の決断……死を覚悟して説いたエレンの戦術的価値!!

 

まずは、物語序盤の山場であるトロスト区攻防戦での活躍から紹介したい。主人公のエレンら104期訓練兵団は、突如として出現した超大型巨人と無数の無垢の巨人の襲撃により、甚大な死傷者を出してしまう。

 

エレン自身も親友アルミンを救うために巨人に飲み込まれてしまうが、突如として芽生えた巨人化能力によって窮地を逃れる。しかし、人間が巨人になるというこれまで類を見ない衝撃の変身を目撃した駐屯兵団は、その場に居合わせたエレンを親友のアルミンとミカサ共々、敵性分子と断定して砲口を向けてしまう。

 

味方に命を奪われかねない危機で絶望していたアルミンだったが、エレンが自分の妙案に全幅の信頼を寄せていることを知り、覚醒。二人を守るため武装を外し、一人一触即発の駐屯兵団の前に立ちふさがり、エレンの戦術的価値を唱える演説を敢行。土壇場でその内容に理解を示したピクシス司令が駆けつけたことで、事なきを得たのだった。

 

 

■第31、32話/因縁の敵“女型の巨人”の正体を割り出した、驚異の洞察力

 

危険極まる壁外の調査を担う調査兵団に入団したアルミン、エレン、ミカサの三人は、人類最強と言われる兵士・リヴァイ兵長率いるリヴァイ班に編入される。しかし、壁外調査の最中に突如として現れた知性を持つ巨人“女型の巨人”との度重なる戦闘により、リヴァイ班は壊滅的な打撃を加えられてしまう。

 

これにより調査兵団は政治的に立場が弱くなり、巨人化能力を持つエレンを在籍させたままにするのが困難な状況に追い込まれてしまう。そんな状況下で、アルミンは起死回生となるとあるひらめきをしたのだった。

 

捕獲していた無垢の巨人の突然の死、襲撃時に見せた女型の巨人の機微、死んだ同期であるマルコの立体機動装置を使っていた違和感、それらのパズルを埋め合わせるように、女型の巨人の正体が同じ104期生のアニ・レオンハートであることを見抜いたのだ。

 

 

■第82話/読者を絶句させた衝撃の展開……命をかけたシガンシナ区奪還作戦

 

最後は、壁内編のラストを飾った壮絶なシガンシナ区奪還作戦の最終局面で見せた、アルミンの勇すぎる行動を紹介したい。

 

ついに壁外世界の秘密を握るとされるエレンの実家の地下室を目指し、壊滅したシガンシナ区へ行動を開始した調査兵団。しかし、彼らの前には、裏切り者だった鎧の巨人のライナー、超大型巨人であったベルトルト、そして彼らの上司であり驚異的な戦闘能力を持つ獣の巨人らが立ちふさがった。敵の策にはまった調査兵団は一方的に蹂躙され、エレン達は本隊との分断を余儀なくされてしまう。

 

自分を含む数少ない104期生の仲間達だけで、ライナーとベルトルトを打ち倒さねばならなくなったアルミンは、自ら超大型巨人が放つ熱波を身に受け、その間にエレンが背後から奇襲するという捨て身の作戦を立案。死闘の果てに作戦は成功したものの、全身を生きたまま焼かれたアルミンは肉が黒く焦げるほどの致命傷を負ってしまうのだった。
 

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