”夕飯はあっさり系で”ってリクエストされることあるけれど、「あっさりとした夕飯」とは、いったいどんな料理のことを指すの!?
ぴあ株式会社が運営する「ママのための子育て情報」を集めたWEBマガジン『mamasta(ママスタ)セレクト』が、「あっさりした夕飯がいい」とよく家族からリクエストされるが、「では、あっさりした夕飯とは、はたしてなんぞや?」について論じる記事を配信していた。
「ママ」だけではなく、新型コロナショックの影響から昨今は自宅で料理する機会もめっぽう多くなった「独身男性」にとっても、なかなかに興味深いテーマである。「今日の夜はあっさり系で済ませたい…」みたいな日って、けっこうありますもんね。しかし、いざ「あっさりした夕飯」と言われても……人が抱くイメージは十人十色……じゃないですか。ね?
ちなみに、『mamastaセレクト』が本文中にピックアップしていた「あっさり料理」は、おおよそ以下のとおりであった。
・蕎麦
・うどん
・そうめん
・冷やし中華
・おでん
・湯豆腐
・しゃぶしゃぶ
・水炊き鍋
・焼き魚
・煮魚
・刺身
う〜ん……たしかに一見すれば、どれもこれもがサッパリしてそうで……「不正解」はないような気がする。では次に、これらのチョイスを踏まえて、そこに私の主観も取り入れ、あえて「あっさりした夕飯」の定義づけを、強引にしてみよう。
・食材はシンプルに素材重視
・なるべく脂身の少ない食材で(肉より魚?)
・練ったり混ぜたりの調理は極力避ける
・ソースより醤油、もしくは塩味ベース
・火の通し方は「焼く」or「煮る」
・「揚げる」「炒める」は不可
ちなみに、同記事では「つくねの照り焼き」や「ポテトサラダ」も例として挙がっていたが、私個人の印象としては「練っている」という点でどっちも少々微妙かもしれない。そう考えれば「おでん」も(私のなかでは)「あっさり系」にカテゴライズすることに、いささか躊躇してしまったりする。うどんも「ぶっかけ」や「温(汁)うどん」はアリだけど、「炒める」ゆえ「焼うどん」
もし、パートナーに「今日はあんまし食欲がないから、あっさりした夕飯でお願い」とリクエストされたとすれば……「湯豆腐」も悪くないが、私ならそれにプラス1した、でも一切油を使わない「鰤もしくは鯛をメインとする海鮮しゃぶしゃぶ」をつくる。昆布をさっと通しただけの出し汁で、つけダレはポン酢。他の具材は水菜・エノキ・豆腐・春雨……といったところか? シメは出汁に醤油とみりんを入れて、蕎麦のしゃぶしゃぶで……。または、鶏の胸肉を使った醤油と塩麹出汁の「
……なんてことを書いていると、「あっさりした夕飯」の定義を、あと一つ付け足したくなった。そう!「あっさり系」には、やはり「酸味」こそが不可欠なのではなかろうか?