「墓場まで持っていきたい秘密」は加齢に比例して増えていく? だから、いっそ公言してしまっては…!?
「TOKYO FMが毎日の放送から選りすぐりのニュースをお届けする」というネットメディア『Tokyo fm+(Plus)』が、本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保がリスナーとともに「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えるラジオ番組『Skyrocket Company』で4月19日に放送された、「墓場まで持っていく秘密」なるテーマで行われた「社会人意識調査」についてまとめた記事を配信していた。
まず、「あなたは墓場まで持っていく秘密がありますか?」との質問に対する回答は(総回答数:934票)、
はい:66.6%
いいえ:33.4%
……と、「約3人に2人が、なんらかののっぴきならない自分だけの秘密を抱えている」といった結果に。「はい」と答えたリスナーが「抱えている秘密」には、
「親に内緒でタトゥーを入れて、その後に除去したことです」(23歳 女性 会社員)
……みたいな、たしかに深刻ではあるけれど、どこかユーモラスさをも匂わせるものもあった。また、「いいえ」と答えたリスナーのなかには、
「私は持っていませんが、そういう秘密を持っている人がちょっと羨ましいです」(64歳 男性 会社員)
……みたいに“無いものねだり”的な軽いジェラシーをおぼえてるヒトもいた。
もちろん、私にだって「墓場まで持っていきたい秘密」は一つや二つ……十や二十くらい、なくもない。たとえば、そのうちの一つを告白してみると……。
30代半ばの話、私はとあるサブカル誌の仕事で、「ゲイジュツ的試み」として自分のフルヌード写真の撮影をしたことがある。私の痴態が掲載された雑誌は、今でも押し入れの奥にひっそりと保管されているが、仮に私が死んでから遺品整理中、誰かに発見されたら……時にそんな妄想におそわれ、その都度顔面から火が噴き出るほどに狼狽してしまう。「じゃあとっとと捨てるなり焼くなりしろよ!」ってツッコミもごもっともではあるが、なぜか処分できないのだ。だって、アタシが一番キレイだったころの生まれたまんまの姿なんですもの……。あと、「キャベツ畑に野○○をしたら、次の日にそれを糾弾する手書きの激しい文言の立て看板が立っていた事件」ってえのもあるが、もう30年以上前の粗相とはいえ、コイツは下手すりゃ軽犯罪レベルの秘密なので(笑)、やはり墓場まで持っていくことにする。
さて。なぜ、私が今日あえて「墓場まで持っていきたい秘密」を恥をしのんでの公表に踏み切ったのかと問われれば……単純に、一つ秘密を明かすごとに一つ肩の荷が降りるからにほかならない。
前出の回答者の一人に「私は持っていませんが〜」と語る64歳の男性が実在したが、こういうヒトはむしろ例外中の例外で、私は加齢するごとに「墓場まで持っていきたい秘密」ってやつは、比例して増えていくものだと考える。なので、適度なタイミングで“外”に小出ししていくのも精神衛生上にはアリ……なのかもしれない?