【ライフハック】生ごみ臭を根絶させる3種の方法! 冷蔵庫・冷凍庫でニオイを抑止
気候があたたかくなってくると気になってくるのが生ごみ。放置していると悪臭が立ち込めてくるので、ごみ箱にフタをしてニオイを抑えているという方も多いはず。今回は根本的にニオイをなくすための簡単・便利な対策をご紹介します。
■ニオイが発生する環境を避けて原因を絶つ!
そもそも生ごみから漂う悪臭の原因は、生ごみを餌にする菌やカビなどの嫌気性微生物の繁殖にあります。嫌気性微生物は有機物質と、水分や湿気が多い場所、酸素が少ない場所を好むので、生ごみをシンクの三角コーナーなどに放置することや、ビニール袋やごみ箱のフタで密閉することで強烈なニオイを発生させてしまうというわけです。
そのため、ニオイの対策としては嫌気性微生物が繁殖しやすい条件を避けることが最も効果的。具体的な方法としては、生ごみを新聞紙に包んで水分を吸わせてから捨てる、三角コーナーなどをシンクの水のかかりやすいところといった湿度が高い場所、水気のある場所から移動させることが挙げられます。
■アルカリ性・酸性の物質を振りかけて中和!
シンクや部屋が狭くて移動できずに未然にニオイを防ぐのが難しい、あるいは既にニオイが発生して困っているということもあるかと思います。そういったときに有効な対策が、ニオイの成分を中和させる物質を振りかける方法です。
振りかける物質としては、生ごみの酸性成分を中和させるアルカリ性の重曹や、反対に生ごみのアルカリ性成分を中和させる酸性の酢やクエン酸、脱水作用があって生ごみの水分が抜ける塩が挙げられます。
また、お茶やコーヒーの出涸らしも、ニオイ成分の中和に役立ちます。特にコーヒーのカスには酸性成分が含まれているので、酢やクエン酸と同じ効果があると言われています。ごみが有効活用できるエコな方法なのですが、抽出したばかりの湿ったものを振りかけてしまうと水分を与えてしまい逆効果なので、振りかけるときにはしっかりと乾燥させたものを使用してください。
■冷蔵庫・冷凍庫で凍らせて繁殖を防止!
最後に取り上げるのは、ビニール袋などで密閉した生ごみを、ごみに出す直前まで冷蔵庫・冷凍庫に入れておくという方法。
先述したとおり、嫌気性微生物は湿度の高い、水分が多い場所を好みます。そのため、嫌気性微生物が好む環境とは真逆な冷蔵庫・冷凍庫に置いて繁殖させず、ニオイを発生させないわけです。
生ごみを冷凍庫に入れるということに抵抗がある方もいるでしょうが、そもそも嫌気性微生物が繁殖しなければ生ごみもそこまで不衛生なものにはなりません。今回紹介した方法のなかでは手軽なやり方なので、ニオイに苦しめられているという方は一度試してみてはいかがでしょうか。