たけし軍団が上位の多くを占めるのか?「珍芸名芸能人ランキング」の1位はダントツで“あのヒト”!

コラム

 

ランキングの専門サイト『gooランキング』が『「珍芸名」だと思う芸能人ランキング』なるタイトルの記事を配信していた。なかなかに面白そうな企画である。さっそく「ベスト10」を2位以下から見てみよう。(有効回答者数:500名/20〜40代男女を対象。複数回答可)

 
2位:玉袋筋太郎

3位:江頭2:50

4位:マツコ・デラックス

5位:ゆりやんレトリィバア

6位:ひょっこりはん

7位:ファーストサマーウイカ

8位:ミッツ・マングローブ

9位:ユースケ・サンタマリア

9位:井出らっきょ

 

てっきり『たけし軍団』系の芸人さんたちが上位の大半を占めると私は勝手に予想していたのだけれど、意外にも(?)ベスト10入りを果たしたのは「玉袋筋太郎」と「井出らっきょ」の二人のみ。ベスト10以下には「なべやかん」(12位)、「つまみ枝豆」(12位)、「ガダルカナル・タカ」(18位)……などがランクインしていたが、「20〜40代の男女」という若めの対象世代には、もはや『たけし軍団』はあまり刺さらないのかもしれない。

 
2位〜10位内で、個人的に初見で「なんちゅう字面の芸名やねん!」と、度肝を抜かれたのは「ひょっこりはん」。顔と眼鏡と髪型のインパクトも凄まじかったが、その奇異な外見を包み込むかのような、「井出らっきょ」の「らっきょ」にも勝るとも劣らない“はんなり”とした平仮名オンリーの間抜けな趣きがたまらない……なにせ「ひょっこり」と来て「はん」ですから! ここ数年は「一発屋」的な雰囲気をやはり“はんなり”とただよわせつつあるものの、今後のしぶとさを期待したい。

 
惜しくも11位にとどまった「劇団ひとり」も、よくよく噛み締めてみるとけっこうに“珍”な、しかもほのかな知性をも感じ取ることができるコンセプチュアルな芸名だったりする。まだ、彼がほとんど売れていなかったころ、私は一緒にとある合コンへと参加したことがあるのだけれど、そのとき「劇団ひとりです。芸人やってます」と自己紹介をしていた。参加メンバーの誰もが、この「劇団ひとり」が芸名なのか、それとも「一人の単独劇団に所属しているヒト」という職業解説なのかを判別できず、結局は皆(本名の)「川島さん」と呼んでいた。今となってはそこそこにレアな想い出であった……? 

 

さて。ここまで散々引っ張ってきた「1位」に輝いたのは……賢明なる読者の皆さまなら、もうお気づきであろう。「きゃりーぱみゅぱみゅ」だ。もちろん、異論はまったくない。最初、この字面を目にしたとき、真剣に「この子、頭がおかしいんじゃないか!?」とつぶやいてしまったくらいに天才的なネーミングだと思う。公式サイトによると、正式名は「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」で、高校時代のあだ名だった「きゃりー」に、お笑い芸人の『サバンナ』の一発ギャグ「パミュ」を合わせたものである……らしい。こう言っちゃなんだが、由来としてはかなり適当で、あくまで音感重視といった風情の(ある意味、ミュージシャンならではな?)他の追随を許さぬ極北的に“珍”な芸名ではないか。

 
最後に! 今回は惜しくも22位の座に甘んじてしまっている「さかなクン」も、ゴメス的には相当にヘンだとイチオシしておきたい。魚類が大好きだから「さかな」、それに「クン」という敬称をくっつけただけ……という、あまりの安直さ! そして、私はこういう豪速球的な発想と着眼に、ついいつも惹かれてしまうのだ?

 

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