五輪競技は音を楽しめ!? とある実業家による、この斬新なる提言の根拠を勝手に考察してみた!

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パナソニックの創業者である松下幸之助によって創設され、ビジネス書の出版を主体とした事業を展開する『PHP研究所』が取り仕切る『PHPオンライン衆知』というネットメディアが『「サッカーや水泳は興味なし…」一流ビジネスマンの“五輪観戦”』なるタイトルの記事を配信していた。

 
成毛眞というヒトの新書『一秒を捨てろ!』(PHPビジネス新書)をもとに、なんだかんだ言って日本国内でも東京五輪が盛り上がりを見せているさなか、「オリンピック観戦を戦略的に役立てる方法を紹介」しつつ、ビジネスパーソンが知っておきたい「捨てる力」について論じる主旨である。いろんな意味で、なかなかに興味深い内容だったので、さっそく後追いのコラムを及ばずながらしたためてみた。ちなみに、私はこの成毛さんのことを不勉強ながらまったく知らなかったのだけれど、あのマイクロソフト日本法人の第2代目代表取締役を務めたこともある、著名な実業家……なのだそう。

 
まず、成毛さんは「オリンピックほかの、面白いネタをインプットするための良質な情報源」として「テレビ」を挙げている。おおよそでは、

 

 
「テレビはオワコン」というヤツこそ終わっている→ネットにはたくさんの情報が流れているが、その多くは調査がいい加減で信憑性に欠ける→対してテレビ番組はとにかく綿密に調べ上げて制作されている→収録してから放送するまでの時間も短いので、情報の鮮度もじつは高い=ネットどころか本よりも深くて新鮮な情報が得られることも多い。

 
……なんて理屈であった。この提言に関しては、かなりの部分で一理あるな……と思った。現状においては、単純に一つのコンテンツ制作にかける予算額がもっとも高いメディアであることに間違いはないのだから、まあ当然と言えば当然の帰結……なのかもしれない。

 
次に、成毛さんは「スポーツもインプットには最適」で、そういう意味でも「2020東京オリンピックはネタの宝庫」とオススメしている。しかし「闇雲にテレビ観戦するだけでは芸がない」とも付け加え、以下のような観戦の仕方を推奨する。

 

 
私(=成毛さん)自身、日本人がメダルを獲得しそうな競技や、世界的なスター選手が出場する競技にはまったく興味が湧かない→そんな私が注目しているのは「音」が楽しめる競技→たとえば「クレー射撃(のバ〜ンという音)」とか「ゴルフ(のシュシュシューというボールが飛んでいく音)」とか「自転車のロードレース(の遠くから聞こえてくるグーッという雷鳴のような音?)」とか→こうやって、音のするスポーツだけを突き詰めていけば、誰もが耳を傾けたくなる価値あるネタになる。

 
う〜ん……たしかに、目の付けどころは斬新な気もしなくはないが、ビジネスの合間の雑談や飲みの席でいきなりこんな風に話題を振っても、変人扱いされておしまい……って気もする。そもそも「音のしない競技ってあるんですかね?」ってことも含め、残念ながら説得力の面では少々の弱さが否めない。ってなわけで、ワタクシ山田ゴメスが勝手にその根拠を突き詰めてみると……?

 
・情報が命であるビジネスパーソンは視覚だけではなく五感のすべてを研ぎ澄ませ!

 

・時間と戦うビジネスパーソンはオリンピックを「音」だけで楽しみ、ビジネスも“ながら”でこなせ!(=コードレスイヤフォンで音楽を聴きながらノートパソコンに向かう感覚で?)

 

・他人より抜きん出たビジネスパーソンであるには「変人」であれ!

 
どうです!? 正しいですか? たぶん間違ってるんでしょうけど(笑)。

 
さて。以上における成毛さんの“教え”を踏まえ、私は「一流のビジネスパーソン」の振る舞い方として、以下のような結論を導き出した次第である。

 
・他人とは逆の発想から物事にアプローチをかける

 

・他人がスルーしがちな物事に着目する

 

・インパクトのある発言を冒頭に持ってきて、その理由はあやふやにして誤魔化す

 
よくよく精査すれば、どれも故・竹村健一さんあたりが主張なされてきたっぽい古典的なロジックであるが、そう考えれば、ビジネス訓示ってえのは今も昔もあまり変わりはない、普遍的な性質を有しているのではなかろうか。

 

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&...

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