すわ! 海老蔵がとうとう坊主頭を封印!! 似顔絵が描きにくくなった「ちょいワルおやじ」のポジティブエイジング宣言?
『FRIDAY DIGITAL』によると、とある夕刻、都内のジム前で出くわした歌舞伎役者の市川海老蔵(43)のヘアスタイルが、トレードマークの“坊主頭”から“短髪”へと変わっていた……らしい。
サングラス姿で無精髭もたくわえ、持っているタブレットにはヤンチャ系デザインがITエンジニアのあいだで流行っているという『B-SIDE LABEL』のステッカー──その風貌は、まるで在りし日(?)の“ちょいワルおやじ”のようだった……と、FRIDAYの記者は語る。
海老蔵本人も自身のYouTubeで告知しているとおり、どうやら今は、
「3ヶ月かけて髪を伸ばすというミッションの真っ最中」
……なのだそう。FRIDAYの取材に応じた某テレビ局関係者は
「(本来は)髪の4割近くが白髪なので、伸ばすと目立ってイヤだから丸坊主にしていたんだとか。ただ、それも飽きたんでしょうね」
……とコメントしているが、それを聞いて私は「なるほど! 彼の頑なまでの丸坊主にはそんな事情があったのか!?」と、数ある“芸能界トリビア”のうちの一つがすっと氷解した爽快な気分なのであった。
これは何度か書いたおぼえがあるが、たとえば我々50代の、まだ比較的髪が残っている男性の多くのヘアスタイルは「出川哲朗化」してくる傾向が強い。「頭部の側面と背面を大胆に刈り上げ、頭頂部のみ髪を立たせることができる程度の短さに残しておくヘアスタイル」のことであり、大きく解釈すれば「ソフトモヒカン」にカテゴライズされる。
しかし、我々はこの出川スタイルを“チョイス”しているわけでは断じてなく、ぶっちゃけこの髪型しかできないのだ。とくに、側面部の髪を伸ばしっぱなしにすると、白髪が悪目立ちしてしまい、下手すりゃ10歳くらい老けて見えてしまう。ロマンスグレーなんてカッコイイ感じにはまずならない。陰毛チックなチョロ白髪がだらしなく、制御不能なかたちで生え散らかるだけなので、マメなカットが必須となってくるのである。
いつも私の髪をカットしてくださっている美容師さんから、
「海老蔵さんの丸坊主は単にバリカンで刈り上げているのではなく、頭の骨格に合わせた緻密な計算のもとに、丁寧な“プロの仕事”が施されている…ハズ」
……と聞いたことがある。さらには「最低でも2週間に一度くらいのペースで美容室に通わなければ、あの坊主頭はキープできない…ハズ」ともおっしゃっていた。
「卵型の楕円を縦に描いて、その頭頂部にゴマのような点点を加え、あとは小ぶりな眉毛と眼と鼻と口を添えればいいだけ」
……という、もはや記号化された、もっとも似顔絵が描きやすい芸能人の一人であった海老蔵が、「マメなカット」に疲れ果ててしまったのか、とうとうその「トレードマーク」を捨て、「4割近くの白髪」を晒してでも髪を伸ばす決断を……!?
ところが、前出の「某テレビ局関係者」によれば、
「8月まで髪を伸ばしてから、染める計画のようです」
……とのこと。なぁ〜んだ、染めちゃうのね……。「ポジティブエイジング」を宣言するのに、43歳の実年齢はいささか若すぎる……ってことか?