指摘されたらじつに耳が痛い!? 大好きな彼女にヤキモチを焼いたとき、男性がつい取ってしまいがちな“行動”とは?

コラム

 

「大人女子のためのWebメディア」をコンセプトに掲げる『Grapps(グラップス)』が、「彼女のことが大好きすぎてヤキモチを焼いたとき、つい男性が取ってしまいがちな態度」ってヤツを紹介する記事を配信していた。とりあえず、その「5つの態度(行動)」とは以下のとおりであった。

 
(1)(彼女が)褒めた男性の悪口を言う

(2)話に出てきた男性について詳しく聞いてくる

(3)「俺のほうがデキる」アピールをしてくる

(4)急に無口になる

(5)ムラムラしてイチャイチャしてくる

 
どれもこれも、じつに耳が痛い指摘ばかりではないか。そして「耳が痛い」ということは、とても良くできた内容の濃い原稿……ってことなのだ。

 
とくに、(1)の「(彼女が)褒めた男性の悪口を言う」といったくだり! 正確には(3)の「俺のほうがデキるアピール」との複合ワザ? コレ……けっこうヤッちゃいがちですよね〜!!! 私も過去に、想い出しただけでも思わず顔を両手で覆いたくなる、こんなにも苦くて恥ずかしい経験がある。

 
もう15年以上も前のことだろうか……当時、飲み会で知り合って一目惚れしてしまったとある女性を、とある夏フェスへと誘うことに成功! しかも、二日にわたっての“宿泊”付きで!! なかなか取れない人気フェスのチケットをたまたまのコネで2枚譲ってもらったので、彼女は大喜び──会場内に設置されていたフードコートでビールを飲んだり、オーガニックなおつまみを食したり……と、二人の距離は確実に縮まっていく……。

 
ところが! ステージに、とあるラッパーが登場し、彼女が「あ! アタシ、ク◯バさん大好きなんですよ〜。今回の一番のお目当てなんです〜」と目をハート型にしながら歓喜の声をあげた瞬間、いきなり私の嫉妬心に火がついて、

 
「え〜そうなの? アイネ・クライネ・ナハトムジークをカバーした曲の歌詞なんか、安易っぽくて全然クレバーじゃないじゃん!?」

 
……などと、韻を踏んでまでそのラッパーのことを集中攻撃したどころか、挙げ句の果てには

 
「そもそもラップは音楽じゃなくて詩でしょ! 短歌でしょ! 川柳でしょ! 音楽のフェスに出演すること自体おかしいでしょ!」

 
……と、執拗なラップ批判までをも展開してしまったのである。まだ若かりし40代前後の話とはいえ、我ながらあまりにも冷静さを欠いた、陳腐でピント外れな◯レバ&ラップに対する“イチャもん”以外の何物でもなかった、と心底から猛省する。だがしかし、あのときはホント、口からポンポンと漏れ出てくる罵詈雑言の嵐を止めることができなかったのだ。

 
もちろんのこと、そこからの彼女はずっとぶんむくれ状態で、しかも「ちょっと体調悪いんで…」と、一日目の夕方くらいには急遽東京へ帰ってしまい、ポツンと残された私は独りでホテルに泊まり、夕食もコンビニ弁当……さらにもちろんのこと、その後、彼女とは一度も連絡が取れず、二人の仲は自然消滅……と、散々な顛末なのであった。

 
前出の記事は、

 

 
愛情が強くなるほど、男性はヤキモチを焼きやすくなります。今回紹介したような仕草が彼氏から見えたら、「愛されているんだな」と受け取って、自分の愛情を彼氏に示してあげてくださいね!

 
……みたいに、やさしい言葉で原稿を〆くくってくださっているが、男性諸君! もし、意中の女性の言動になんらかのかたちでジェラってしまった場合は、せいぜいちょいとスネた風に「無口になる」程度にとどめておき、今流行りの「論破」まがいにまでムキになって“演説”するのは、やはり厳禁だ……ということだけは肝に銘じておいてもらいたい。最後にクレ◯さん……まことに失礼いたしました! ごめんなさいm(__)m

 

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