自分でやるのは意外とむずかしい? 念願の『カップヌードル スーパー合体シリーズ』が9月13日に発売!

コラム

 

日清食品が、カップヌードル発売50周年を記念した新味『カップヌードル スーパー合体シリーズ』を9月13日に発売する。

 
まるで戦隊ヒーローモノのような「合体」なるワードが、いかにもカップヌードル(=日清食品)の販促っぽくてワクワクするが、その“新商品”とは、文字どおり

 
「カップヌードルの人気味2種類をミックスした味」

 
……らしく、いわば「懐古と創造が同居するポストモダン的な試み」(※←「ポストモダン」の使い方、合ってますw?)である。

 
で、今回のラインナップは

 
・『シップヌードル』(しお×カップヌードル)

・『シーリー』(シーフード×カレー)

・『チーチリカーマト』(チリトマト×欧風チーズカレー)

・『とんそ』(旨辛豚骨×味噌)

 
……の4種類で、パッケージも2つのフレーバーが「合体」したデザインに仕上がっている。

 
どれもこれも、入念なリサーチと緻密な試行錯誤を重ねたうえで厳選されたに違いない、大いにソソられるカップリングばかりだけれど、じつのところ私は、すでに「チリトマト」と「欧風チーズカレー」のミックスは実験済みだったりする。

 
たしか、配分は「チリトマト3:欧風チーズカレー7」くらいで、チーズをトッピングしたカレー味にトマトの味をほんのり加えたかったのだ。実行に移すにはそこそこの勇気を要したものの、いや〜むっちゃ美味かったですよ! 大成功!! はたして、カップヌードルにかけては「プロ中のプロフェッショナル」であるメーカー側がこれら二つの味をどのような比率で配合するのだろう? 今から楽しみでたまらない。

 
あと、私にはやや辛すぎる『トムヤムクンヌードル』に「しお」を2割程度ミックスしたり、ちょっとイレギュラーなコラボとしては、出汁が強めなカレー蕎麦が食べたいがため、どん兵衛シリーズの『鴨出し蕎麦』に約半々の割合で「カレー」(※スープのみ)をミックスしたこともある。

 
ただ、このカップヌードル同士の「合体」って……自宅でやるのは意外とむずかしいんですよ。

 
たとえば、「シーフードにオリーブオイルをかけ、より豊潤な味を楽しむ」みたいな一工夫や、「『サッポロ一番 塩らーめん』を水のかわりに缶レモンサワーでつくったらエスニック調の味になる」みたいな都市伝説を検証するのはわりと簡単だが、カップヌードルの二つの味をミックスするには当たり前の話、二人分を同時につくることになってしまう。原則としてカップヌードルが食べたくなるのは「小腹がすいたとき」なので、一気に二杯は……やっぱキツいですよね〜!?

 
となれば、もちろんのこと“もう一人”、すぐそばで「たまたまミックスしたくなる違った味のカップヌードル」をリアルタイムで食している“パートナー”が必要となってくるわけで、しかもそのパートナーが食べ残した汁を混ぜ合わしても平気なレベルまでの信頼関係を築いていなければならない。実際、私がとても懇意にしている女性の前でそれをやったら、「とても懇意」であるにもかかわらず、

 
「うわ! きたなっ(=汚い)!! 信じられない!!!」

 
……と、ドン引きされてしまいました(笑)。

 
そんなわけで、こんな“面倒臭さ”をともなう“ささやかなチャレンジ”に抱くユーザーの潜在的願望を抜け目なく拾い取る日清食品のマーケティング力には、あらためて脱帽するしかないのである。

 

こちらの記事もおすすめ!
【進撃の巨人】若いイケメンにはうんざり…という人のためのいぶし銀のおじさんキャラ3選

【進撃の巨人】若いイケメンにはうんざり…という人のためのいぶし銀のおじさんキャラ3選

ページトップ