なんと! 7割弱の未婚男女が合コン未経験!? そもそも論として「合コン」とは一体どういった会合のことを言うのだろう?
総じてわりとしっかりしたつくりの読み物が多いからか、最近よくネタにさせてもらっている『CanCam.jp』が、「合コン経験者の割合」や「合コンあるある」……など、合コンにまつわるアレコレを紹介する記事を配信していた。
で、まず驚いたのが、全国15歳〜49歳の未婚男女1000人を対象に行ったアンケート調査(e-ventz調べ)によって弾き出された、次の質問に対する二択回答の比率だ。
Q.合コンに参加したことがありますか?
結果は、なんと!
はい:32%
いいえ:68%
じつに7割弱の男女が「合コン未経験者」!
マジすか!? 40代の男女ですら「はい」と答えたのは「39%」と、4割にも満たない体たらく(笑)? 「合コンに参加したことありますか?」と問われれば、
「少なく見積もっても100回は参加したことあります。50歳を越えてからも、控えめに見積もって20回くらいは行きました」
……と即答できる還暦間際の私としては、なかなかに想定外な数字であった。まあ、やるヒトは週一のペースも厭わずヤリまくり、やらないヒトにとってはまったく縁遠い、もしくは徹底的に食指が動かない、意外と両極分散型の側面の強い催しなんだろう……「合コン」ってヤツは。
……と、そんな非生産的なことをうつらうつら考えていたら、
「そもそも合コンの定義とは、一体どういうものなのか?」
……という根源的な疑問にぶつかってしまった。私が「これまで100回は参加して50歳を越えても20回くらいは行ったことがある」とカウントしていた合コンは、もしかすると「合コン」ではなく、単なる「男女混合の飲み会」だったのかもしれない、と。
ってなわけで、ここで「合コン」
・幹事が存在する
・前提として幹事以外の男性グループと女性グループは初対面
・参加人数は男女グループごとに最低でも3人以上?
・極力、男女グループ共の参加人数は同数にする
・最初に自己紹介タイムが必ず挿入される
・基本として参加メンバーは彼氏 or 彼女探しを目的とする
・↑ゆえに "お開き" 後には「成果の有無」が生じる
・↑ゆえに「駆け引き」や「出し抜き合い」が行われることもある
……と、まぁおおよそではこんな感じだろうか? ならば「私がこれまでに参加した合コン回数」は前述の半分程度になってくる。たいがいの場合は、幹事なんていないし、男女の各人数もバラバラだし、すでに顔見知りの女性もたくさんいたし、「成果」という概念もなく、「駆け引き」や「出し抜き合い」といったスリリングなシチュエーションとも無縁……ただ、のんべんだらりと「女性も参加している席」で飲んでいるだけである。
とどのつまりが「合コン」とは、
「今回の会合は合コンです!」
……といった参加メンバー全員のコンセンサスが一番大切なのであり、そう "宣言" することによって、その "イベント" に "公式試合" のような独特の緊張感がただようのではなかろうか?