「好きなおでんの具ランキング」からかいま見える“我が家のおでん”のイレギュラー度合い
就職・転職・進学情報の提供や人材派遣・人材紹介などを主業務としている大手人材・広告企業『マイナビ』が運営するニュースメディア『マイナビニュース』が、同サイトの男女会員502人を対象に実施したアンケート調査「もっとも好きなおでんの具」のランキング結果を発表していた。とりあえずは、その「ベスト13」を以下に紹介しておこう。
1位:たまご
2位:大根
3位:牛すじ
4位:もち巾着
5位:はんぺん
6位:厚揚げ
7位:ちくわぶ
8位:こんにゃく
9位:がんもどき
10位:その他
11位:ちくわ
12位:しらたき
13位:昆布
一言で「おでん」と言っても、濃口醤油でしっかり煮込む「関東風」から、薄口醤油であっさり煮込む「関西風」、かつお出汁に八丁味噌で味付けする「名古屋風」、牛すじで出汁を取り濃口醤油で味付けした黒はんぺんに削り節や青のりをかける「静岡風」まで……極論すれば、都道府県ごとに“ご当地”が存在しかねない、果てしなく自由度の高い料理なのだ。
次に、どーだっていい情報で恐縮ではあるが(笑)、私が好きな「おでんの具」ランキングも、併せてご覧になっていただきたい。
1位:厚揚げ
2位:たまご
3位:手羽元
4位:大根
5位:ソーセージ
6位:ロールキャベツ
7位:じゃがいも
8位:こんにゃく
9位:牛すじ
10位:ちくわ
「関東風」ではスタンダードな「はんぺん」「ちくわぶ」はランク外……あと、練り物率が異様に低い“素材重視”の傾向が見てとれる。
ちなみに、“我が家”のおでんは、まず市販のおでんセット一人前をベースとして、そこに水、薄口醤油、日本酒を加えて“新たな味付け”をする。「なぜ市販のおでんセット?」と問われれば、具材に味が染み入るまでじっくりと煮込む時間が待ちきれないから、その間を出来合いのモノでしのぐためである。
出汁は、人気具材「大根」を抑えて堂々(?)3位の座に輝いた手羽元で取る。その身がぐだぐだになるまで煮込みまくるので(その出涸らし状態の手羽元が、また“具”としてもたまらなく美味い!)、つゆは濁り気味で、見た目はあまりよろしくない。
「はんぺん」は総じて女子ウケが良いので、ゴメス的にはさしたる思い入れもないが、その“白さ”で見た目を整えるという役割も含め、一応は投入する……という点では“ゴメスおでん”は「関東風」だが、薄口醤油で味付けするという点では「関西風」。さらに鶏肉で出汁を取るという点は「博多風」、ソーセージを入れるという点で「沖縄風」……と、もはや地域では縛ることができないオリジナル料理と化している。もしかすると、おでんほど、都道府県どころか家庭ごとに個性が際立つ料理は、他にないのではなかろうか?
ただ……おそらく、どの家庭にも共通すると推測される「おでん」ならではの「あるある」を、最後に一つ! そう!! おでんは多種大量の具材をどかんと使用するため、いったんつくってしまったら最後、3日間はおでんを食べ続けなければならないのであった。