『ねとらぼ調査隊』が、アンケートサイト『ボイスノート』協力のもと、「清潔感があると思う女優は誰ですか？」というテーマのアンケート調査を実施していた。とりあえず、その「TOP10」は以下のとおりであった。

 
1位：綾瀬はるか

2位：新垣結衣

3位：北川景子

4位：吉永小百合

5位：浜辺美波

6位：有村架純

7位：石原さとみ

8位：広瀬すず

9位：長澤まさみ

10位：沢口靖子

 
なんとも不思議なランキング結果だと、まず思った。なぜ石原さとみや長澤まさみが綾瀬はるかや新垣結衣や北川景子より下なのか？　CMでは引っ張りだこ状態なのにTOP10から漏れてしまった橋本環奈や本田翼や深田恭子は↑の面々より「清潔感に乏しい＝不潔」ってことなのか？　吉永小百合や沢口靖子といった世代が大幅に異なる女優さんが唐突に登場する理由は……？　仮に、である。コレが「キレイだと思う女優」だとか「好きな女優」だとかだったら、はたして順位はどう入れ替わるのだろう……そんなことをもやもやと考えていたら、

 
「そもそも“清潔感”とはなんぞや？」

 
……といった根源的な疑問にぶち当たってしまった。

 
少なくとも「未婚女優の処女性」に清潔感を求める……みたいに前近代的な“偏見”は、さすがになさそうだ。TOP3のうち二人はすでに既婚者だし。

 
まだ20代である広瀬すず（23）や橋本環奈（22）や本田翼（29）が上位に食い込めなかったという事実を鑑みると（※一応、21歳の浜辺美波がTOP5内にランクインしているが、私はこのヒトがどうしてもアラサーくらいの年齢にしか見えないのだw）、女性がある程度に「清潔感」という名の鎧を纏（まと）うには、それなりの“年輪”ってやつを要するのかもしれない。しかし、今回のランキング評をまとめ上げるのに「若い＝不潔」という定理だけでは、やはり弱すぎる。

 
やや説得力を帯びるワードを無理くり挙げてみるなら……もしかすると「清潔感」を紐解く鍵となるのは「親近感」なのではなかろうか？

 
「親近感から遠い位置にいる女優（女性）＝高嶺の花→清潔感のある女優（女性）」

 
……といったロジックであり、これだと比較的すっと落ちる──なんとなくは納得できなくもない。

 
ちなみに、私は「好きな女性のタイプは？」と問われた際は、必ず「不潔に対する耐性がある女性」と答えるようにしている（※つくづく勘違いしてもらいたくはないのだけれど「不潔な女性」では断じてない！）。たとえば、二人でバックパッカー的な貧乏旅行に行ったとき、「たまにはこんなのもアリだよね〜」と能天気に塵や埃や小虫まみれの小汚い激安の宿で一緒に泊まれるような女性が私は好きなのである。

 
こうした一種の「高い順応力」のようなものを「親近感」という表現に置き換えるのなら……（実際に有している資質のほどはわからないけれど）私は同ランキングで下位に甘んじている女優さんとお付き合いしてみたい。相手が私を選んでくださるか否かは別にして……の話だが（笑）？