ありきたりすぎ…と思いきや、案外役に立つかもしれない? 『anan総研』による「女性約200人の激推しラーメンランキング」

コラム

 

不勉強ゆえ、つい最近に知ったのだが『anan総研』という名のWebサイトがあるらしい。老舗の女性向け総合誌『anan』が運営するネットメディアで、anan誌面で活躍する20代前半〜30代前半の女性約200名が「恋愛世代女子のリアルを発信する」ため、いろんなことにトライする……的なコンセプトなのだという。いささか使い古された感の否めない「総研」の響きが絶妙にananっぽくて、逆にしっくりとくると言えなくもない、良し悪しのジャッジがむずかしいネーミングである。

 
で、そんな『anan総研』が『女性約200人の「激推しラーメン」最新ランキング』なるタイトルの記事を配信していた。回答方法は「醤油」「味噌」「塩」「豚骨」「醤油豚骨」「魚介醤油」「鶏白湯」「つけ麺」「油そば」「坦々麺」「酸辣湯麺」の11種類から好きなものを選択する形式で、複数回答も可。とりあえず、その順位は以下のとおりであった。 

 

 
1位:醤油

2位:塩・豚骨

4位:味噌

5位:魚介醤油

6位:鶏白湯

7位:坦々麺

8位:醤油豚骨

9位:酸辣湯麺

10位?:つけ麺・油そば(※なぜかこの2つはランキング表に掲載されていなかった) 

 
同記事のタイトルを一見した瞬間は「またラーメンかよ!」と、げんなりし……かけてしまったのだが、よくよく考えてみると、女子 “のみ” からアンケートを取った「ラーメンランキング」ってえのは、案外ありそうでないパターンで、

 
付き合いはじめたカノジョとの関係もようやくこなれてきて、そろそろ気さくに『今日はラーメンでもいかが?』と、誘いたいなぁ」

 
……くらいの段階にいる男子にとっても、なかなかにお役立ちな耳寄り情報なのではなかろうか。

 
ふむふむ……やっぱ、1位は王道の「醤油」ですか? 近ごろの新世代系醤油ラーメンは、昔ながらのスタンダードなレシピを踏襲しながらも、出汁を取るのにどこどこ産の丸鶏や、タレには日本全国から厳選したとっておきの醤油を使用して、麺も具も一からの自家製……と、ハイスペックなラーメンを出してくれるお店も増えている。

 
2位が同率で「塩」&「豚骨」と、「あっさり」or「こってり」に二極化しているのも「ラーメンでもなるべくヘルシーなものを…」「どうせラーメンを食べるならダイエットとか気にせずに!」みたいに、背徳の狭間を揺れ動く乙女ゴコロを代弁していておもしろい。

 
なるほど……後発であるにもかかわらず「鶏白湯」の勢いは無視できんぞ……。「酸辣湯麺」あたりも美容には良さそうだけど、まだ知名度的に今ひとつなのかしら……? さすがに「油そば」や(麺が大盛り無料な店が多い)「つけ麺」は女子にとって罪悪感が強すぎる……のかも? 「タンメン」はやはり「塩」に属するのか? もし「タンメン」として項目が独立していたら、わりと上位に食い込んでいたのでは? 

 

……ほかモロモロ、勉強になるポイントはてんこ盛りであります! 

 
ちなみに、記事中の冒頭にあったアンケート調査では、76%の女子が「ラーメンは好きですか?」という問いに「はい」と答えている。「たまには…」なら、男子が目論んでいる(に違いない?)「ラーメンデート」という方向性は決して間違っていないのだ。

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