職場のBBQで「奥さんキレイ!」と妻を褒められたら?夫がすべき "完璧なリアクション" を考察

コラム

 

「 “ワタシ” が楽しく美しく生きるための情報・コラムを毎日お届けすること」をコンセプトとする女性向けネットメディア『Googirl(グーガール)』が、『「奥さん、キレイ!」と妻が褒められたときの夫のリアクションとは?』なるタイトルの記事を配信していた。

 

素朴な疑問でこそあれ、なかなかに “正解” を導き出すのがむずかしい、秀逸なテーマだと思った。たとえば、本記事に登場する35歳の既婚女性は、夫の職場の同僚家族何組かとバーベキューパーティをしたとき、こんなことがあった……らしい。

 

「バーベキュー場に到着して準備をしていると、夫の上司がやって来て『奥さんか? ◯◯(←夫の名字)にはもったいないくらい美人だな』と笑いながら話しかけてきたんです。夫はどんな反応をするのかと思ったら、『いえいえ、そんなことないですよ。奥さまのほうがお若くてキレイじゃないですか』と返していました」

 

じつにありがちな “謙遜” の典型的ケースである。「上司の奥さまのほうがお若くてキレイ」と “査定” された本人は「まぁ上司に対しての反応としてはこれが正しいのかな、って思いました」と大人なコメントをなされていたが、内心ではおだやかじゃない、多少なりとものわだかまりを覚えた……に違いない。

 

「いえいえ、そんなことないですよ。奥さまもお若くてキレイじゃないですか」

 

……だったら、まだマシだったかもしれない。よりいっそうの注意深さをはらうなら、

 

「いやいや、奥さまもお若くてキレイじゃないですか」

 

……といったところか? だがしかし! だいぶ「マシになった」とはいえ、まだ「100点満点のリアクション」にはほど遠い。(自分の)妻が「お若くてキレイ」な上司の妻にジェラシーの念を抱いてしまう可能性もあるからだ。

 

じゃあ、(自分の)妻の前で上司から(自分の)妻を褒められた場合、夫サイドはどんな風にリアクションをすれば、より “完璧” をきたすことができるのだろう?

 

「いやいや、奥さまも愛嬌があってステキじゃないですか」

 

……と、「お若い」と「キレイ」の部分を「愛嬌」というファジーな(=無難な)表現に変えてみるのはどうだろう? 全然ダメ! コレだと「ボクの妻は美人だけど、××(←上司の名字)サンの妻はあんまし美人じゃないですね」と相手には聞こえてしまう危険性もあるからだ。だったら、

 

「なんですかね〜!? やっぱ…でへへ」

 

……と、 “テレ” を前面に打ち出してみるのはどうだろう? 案外悪くない。ただ、そのデレデレした態度を “ノロケ” と捉えられ、「畜生! 羨ましいじゃねえか!! 」と上司の機嫌を損ねてしまう危険性もなくはない。

 

「なんですかね? あまり意識したことはないのですが…」

 

……のほうがベター? 「ボクは妻の外見じゃなく内面にホレたんです!」という主張も見え隠れする、地味ながらも含蓄のあるリアクションではあるものの……いかんせん、わかりづらい。面白味に欠け、論点のすり替え術がナチュラルかつハイブローすぎて、「結局、アタシは美人じゃないのね!」と妻側が勘違いしてしまう恐れもある。ならばいっそ、

 

「はい、ありがとうございます! よくそう言われます」

 

……と、開き直ってしまうのはどうだろう? 妻側にとってはまごうことなき「100点満点!」のリアクションだし、下手に “テレ” るよりはこのほうが潔い気もするが、やや “上から目線” なのが鼻につく? となれば、ゴメスが現時点で考えつくことができる「ベスト」のリアクションは……こんな感じである。

 

「はい、ボクの妻にはもったいないほどの女性です!」

 

こう返せば、妻としてもうれしいかぎりだし、上司のホメ言葉をリフレインすることによって相手を立ててもおり(?)、あえて自分を「凡夫」と見立てることで謙虚さも演出できる。ここまでキッパリと断言すれば、 “ノロケ” のニュアンスも最小限に抑えられると思うのだが……いかがだろう。

 

さて。親愛なるcitrus読者の皆さま! 仮にアナタが独身であろうが女性であろうが、今回のこのコラムを “対岸の火事” だと読み飛ばしちゃイカンですよ〜。「奥さん」を「ダンナ」に置き換えても(=「ダンナさんって超イケメンね」)、さらには「カノジョ」や「カレシ」に置き換えても充分に起こりうる日常会話の一つですから! 

 

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