(個人的) "最強" の趣味・特技であるバレエが近頃オトナ女性に大流行!? しかしそのキャッチフレーズがしっくりこない件
履歴書だとかSNSや婚活のプロフィールだとかに女性が記入する、最強の「趣味・特技」とは一体なんだろう?
私は絶対に
「(クラッシック)バレエ」!
……だとイチ推しする。
たとえば、気になったグラドルの経歴の欄や、キャバクラなんかのホームページにあるキャスト紹介の欄に「特技:バレエ」などと書かれていると、それだけでもうゴメス評価は20点も30点も跳ね上がる(※100点満点で)。ちなみに「野球のスコアがつけられる」ってえのも同様にゴメス的には20点から30点は跳ね上がる。だが、コッチは今回の話とはまったく関係がないので、とりあえずは忘れてもらいたい。
なによりも、バレエをそれなりにちゃんとやってきた(もしくは、やっている)女性は背中がキレイ……というイメージがある。あのしなやかな筋肉に包まれたクッキリと浮き出る肩甲骨がたまらないのだ。
私個人としては、ミニスカで太ももを露わにしたり、襟元のユルいYシャツやTシャツやノースリーブで谷間を強調したり、横腹をタブらせながらヘソを出したりして街を練り歩く女性より、背中の露出度が高いファッションの女性に断然グッとくる。その「ストイックに鍛え抜いたうえで、徹底的に管理された」という自信の裏付けをまとう、すべっとしたブツブツひとつない "完璧な背中" の露出には、エロチックを超えた気高さすら感じてしまう。もちろん、バレリーナは肩甲骨だけではなく鎖骨……それに腋のスジもクッキリと浮き出ていて美しい。あと、姿勢が良くて、身体(の触感ではなく関節の可動域)がいかにも柔らかそうなのも、すごくいい。
そして、昨今! 「バレエ」を始める中高年女性が急増しつつあるという。そんなことを朝の情報バラエティ番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)が報じていた。そういうヒトたちのことを
「大人(オトナ)リーナ」
……と呼ぶらしい。たしかに、私がスポーツジムを利用するために通っている某区の健康センターが定期的に開催しているバレエ教室も、予約開始日とともにまもなく定員が埋まってしまうほどの大人気で、参加困難な状態……なのだそう。
バレエ教室前後の時間帯に、私がトレーニングスペースでランニングマシンやレッグやらチェストやらのプレスマシンで身体をいじめていると……その横で30代や40代の「オトナリーナ」が鏡の前で一人、ピタピタの背中が大胆に開いたスパッツ姿で、髪をオールバックにしてうしろに結び、黙々とレッスンしている。バレリーナフェチの私としては、じつに贅沢な目の保養である。
とても素敵なトレンドだと思う。ただ……唯一不満なことがある。
「オトナリーナってネーミングはどうにかならんのかね!?」
……と。
とにかく語呂が悪くて言いにくい。短い単語内で「ナ」が二つかぶっているし、「バレ」が二文字であるのに対し「オトナ」は三文字だし……。「お隣りさん」を外来語風にアレンジしたネットスラングのようにも聞こえなくはない。
……なんて風にケチをつけているわりには、あまり冴えた「代案」が頭に浮かんではこないのだけれど、素直に
「オトナバレエ」
……でかまわないのではなかろーか(笑)?