昨今話題になっている…らしい「おじさんの友だちづくり」について、深刻になりすぎず再考してみよう!

コラム

 

7月5日に『AERA.dot』が公開した『「独身おじさん友達いない」問題が意外に深刻「会社以外ではいつも一人ぼっち」の中年男性はどうすればいいのか』なるタイトルの記事が大きな反響を呼び、同記事中で「友達が多いおじさん」の実例として紹介されたネットニュース編集者の中川淳一郎さん(48)が、『マネーポストWEB』で提唱していた「おっさんになってからの友だちのつくり方」が、なかなかに役に立つと評判になっている……らしい。

 

なんでも東京出身の中川さんは、2020年の11月からなんの縁もゆかりもない佐賀県唐津市へと拠点を移したのだそう。にもかかわらず、現地で続々と友だちができています──と、そんな風なことを自分でサラッと言っちゃうあたりはこのヒトのオフィシャル的なスタイルなんだろうが、いっぽうで、

 

別に友達がいないから不幸だというわけではない。価値観は人それぞれ。友達が多い・少ないといったことは人生にさほど影響を与えない。孤独でキツくないのであればそれでいいのではないか。

 

……ともおっしゃっており、そのパーソナルな視点の人生観には私も大いに賛同する。そして、そう結論づけたうえで、「やっぱ友だちは欲しいなぁ」と嘆くおじさんに、中川さんは以下のようにアドバイスしている

 

・お誘いを受けたら、まずは飛び込んでみる

 

・過去の自分の経歴はどうでもよく、今、声を掛けてくれる人のことを大事にする

 

・そこで気が合ったら徹底的にその方々との楽しい時間を過ごすべくこころがける

 

私は、もし手っ取り早く友だちをつくりたいなら

 

「草野球チームを結成するのが一番の早道!」

 

……と常々思っている。「結成」さえすれば、最低でも9人の仲間ができるわけだし、仲間たちと一緒にチーム名やユニフォームのデザインを考えたり、グローブやバットやボールやキャッチャー道具を買いに行ったり、守備や打順を決めたりしていると、その距離もぐんと縮まってくる。馴染みの対戦相手とかができたら、また(最低でも)プラス9人の仲間が。さらに、どこかのリーグにでも所属したら、一気に100人近くの "知り合い" ができ、その大人数から "気が合いそうな友だち候補" を探すのも、さほどむずかしくないのではなかろうか。

 

もちろん、すでに出来上がっているチームに加入するのもアリなんだが、まあ「オレも◯◯さんのチームに入れてくださいよ〜!」みたいなセリフを躊躇なく口にできるヒトは「友だちができない」なんて悩み自体を抱くこともないのかもしれない。

 

……となれば、中川さんによる前出のアドバイスどおり、(草野球にかぎらず)「お誘いを受けたら、まずは飛び込んでみる」とのスピリッツを胸に、「お誘い」をただひたすら待ち続けるしかないのだが、仮に運良くなんらかの「お誘い」を受けた際、それを多くのおじさんたちが得意技とする「社交辞令」ってやつに終わらせないことが重要になってくる。

 

では、たとえば「今度また飲みましょう!」といった典型的な社交辞令を、一本釣りして実現へと到らせるには一体どうすればいいのか? そこで私がキラーワードとしてオススメしたいのがコレ!

 

「なんなら今、日程決めちゃいます?」

 

……である。ちなみに、私の友人女性の一人は、日程を決めるだけじゃなく、次に一緒に行くお店まで決めて、その場でお店に電話して予約もしてしまう。じつに、ストレートでわかりやすい「アナタとまた飲みたいです!」アピールではないか!

 

少なくとも私は、こう振られたら(相手がよほど苦手なタイプじゃなければ)まんざらでもない気分になれるし、その場でスケジュールもきっちり確認する。

 

万が一「家に帰らないとスケジュールがわからないので後ほど…」って感じでお茶を濁されたら、もう深追いはする必要もない。相手から本当に連絡が来ないかぎり、そのヒトとは「縁がなかったということで…」と、こっちから見切りをつけちゃえばいいだけの話なのだ。

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