結婚するのはアリ? 求める年収は? 世の女性たちの「YouTuber」に対する捉え方を分析してみた
『株式会社タンタカ』が運営するメディア『お金を借りる即日融資ガイド110番』が、2022年8月に実施したYouTuberに関する、とあるアンケート調査について『まいどなニュース』が報じていた。とりあえずは、その内容のおおよそをご覧になっていただきたい。
Q.YouTuberを彼氏にするのはアリだと思いますか?
アリ:39.9%
条件による:39.5%
ナシ:20.6%
Q.YouTuberの男性と結婚するのはアリだと思いますか?
アリ:20.6%
条件による:48.8%
ナシ:30.6%
Q.もしYouTuberの男性と結婚するとしたら、相手に求める年収はいくらですか?
100円未満でもいい:2.2%
300万円台:11.7%
400万円台:13.1%
500万円台:22.8%
600万円台:11.1%
1000万円以上:16.3%
その他:22.8%
なるほど。約4割の女性が「アリ」と回答した「彼氏」ならまだしも、「結婚」となればちょっとねぇ……と、約8割もの女性が躊躇してしまうわけである。
実際はどうであれ、とにかく少なからずの人たちが「YouTuber(ユーチューバー)」なる肩書きを、まだまだ
「海の物とも山の物ともつかないフワッとした不安定な職業」
……と、見なしていることを浮き彫りにした切実な数字だと言えよう。
通常の「結婚」にまつわる調査においては、男性に求める年収を「1000万円以上」と回答する(未婚)女性がイマドキでは2%〜3%程度でしかないのに対し、「YouTube」にかぎっては16%強という結果も「先行きの見えない危うい職業」ゆえ、まあ致し方なし……といったところなのかもしれない。
ただ、今回このアンケートに答えた女性たちは、はたして「YouTuber」という職業のディテールをどこまで正確なイメージで捉えているのか……そこらへんが私にはよくわからない。
「ヒカキン」だとか(参院議員になる前の)「ガーシー」だとか「はじめしゃちょー」だとか「ヒカル」だとか(※ちなみに私はよく「ひかるしゃちょー」と間違ってしまうw)……のように、いわゆる「職業=ミュージシャン」みたいな「イコールの解釈」で、すなわち「YouTubeだけで食ってます」的なヒトたちをイメージしているのか? それとも、たとえばオリラジ中田のようにさまざまな事業展開を並行しながら、(たまたま)YouTubeをメインの収入源にしているようなヒトたちをイメージしているのか?
もし、前者をイメージしているのなら、たしかに「危うさ」は払拭できない。現状では、YouTubeが今後どうなっていくのか……まさしく「先行きの見えない」メディアであるのは事実なのだから、結婚するなら(さらに、大なり小なり男性の収入を頼るような結婚生活を希望しているのなら)1千万どころか、年収1億は稼いてもらいたい……ってえのが本音なのではなかろうか。
いっぽう、後者ならば、ITリテラシーの高さを武器として、これからの社会の劇的な変化をしなやかに遊泳していくだけのアンテナは持ち合わせていそうなので、仮にYouTubeというメディアが下火になっても、その機を見るに敏なスキルはむしろ頼もしい。もちろんのこと前者の「THE YouTuber」な皆さま方もYouTubeが廃れたのちのことくらい、いろいろと模索なさっているには違いなかろうが、いずれにせよ、結婚相手として「YouTuber」が、れっきとした市民権を獲得できるのは、あとちょっと先の話となりそうだ……?