「カツラはアリかナシか?」という議題に関して、将来自分がハゲた時を想像して考えてみた

コラム

 

『東スポWeb』によると、『Repezen Foxx(レペゼンフォックス)』の公式YouTubeチャンネルで9月21日、新企画『レペゼン論破王』が生配信され、『りらくる』創始者で『T’sインベストメント』会長の竹之内敦博氏(44)が『2ちゃんねる』創業者のひろゆき氏(45)に、とあるお題で論戦に挑んだ……らしい。

 

「とあるお題」とはズバリ!

 

「カツラはアリかナシか?」

 

「カツラ着用」を公言しているという「アリ派」の竹之内氏に対し、ひろゆき氏は開口一番

 

「わざわざヘンな帽子をかぶっているのか?」

 

……とバッサリ。

 

「ハゲている人の見た目が良くないよねとの価値観のせいで、ハゲが良くないとみんなが思っている。カツラかぶっている人が助長している」

 

……と追い討ちをかける。竹之内氏は

 

「ハゲが恥ずかしいかどうかの話をしているワケじゃない。ハゲは一般的に恥ずかしいですよね。恥ずかしくないというのを一般的にするのはむずかしい」

 

……と “当事者” の心情を代弁するが、

 

「(ハゲが恥ずかしいと思っているのは)僕が知るかぎり、日本とか韓国とか東南アジアだけ。(世界全体で恥ずかしいと思う人の)割合からいったら少ない。ハンガリー人とか男性の7割がハゲている」

 

……と反論。結局のところ、

 

「カツラがダメといったら、カツラをかぶる選択肢がなくなる」(竹之内氏)

 

「一般的にハゲが良くないという価値観を広めないのであればいい」(ひろゆき氏)

……と、ディベートは平行線のままで、行事役を務めたDJ社長は「(竹之内氏は)論点をズラした感がある」として、ひろゆき氏に軍配をあげた……のだそう。

 

竹之内氏がどこらへんで「論点をヅラ(※←カツラだけにw)している」のかは、この後追い記事を読むかぎりでは不明だったりするのだけれど、まあ論破合戦の勝敗はどうだっていい。どっちにせよ「カツラはアリかナシか?」──我々日本男児にとってはじつに深淵かつ難解で、切実なテーマではないか。

 

私もとくにここ数年──たとえば、1年前2年前3年前……と、インスタの自撮り写真を見比べてみても、頭髪の薄毛具合が目に見えて加速度を増してヤバいことになってきている。

 

現状ではまだ、側頭部に残っている頭髪をハゲはじめている部分に持っていってどうにか誤魔化しているものの(※カリスマ美容師さんの腕前でなんとなくイケてる感じにはしてもらっているが、やってることは基本としてスダレ頭と変わらない)、おそらくこのテクが通用するのも、せいぜいあと数年ってとこだろう。

 

マクロ的な観点から申せば、まさにひろゆき氏のおっしゃるとおりだと思う。欧米あたりでは「ハゲ=カッコ悪い」という概念が(ほぼ)ないことくらい、私も頭では理解している。いずれ「日本もそうなったらいいなぁ」とも心底から願っている。が、ひろゆき氏みたいにフランスに在住してグローバルな感性が身に染みているようなヒトと違って、私はこれまでずっと日本に住み続けて、これからも十中八九は日本に住み続けるに違いないドメスティックな人間である。竹之内氏同様、「ハンガリー人」と比べられても(笑)正直あまりピンとこないのだ。

 

日本に在住している以上、「モテたい願望」という呪縛から完全に解き放たれないかぎり、「ハゲを隠す」という発想から私(をはじめとする多くの日本男児)は逃(のが)れられないのではなかろうか?

 

ただ、「ハゲを隠す」という手段として、私は近い将来(たぶん)「カツラ」をチョイスしない。カツラはいったんかぶってしまったら最後、一度増えた(ように見えた)髪がいきなり無くなるのは不自然極まりないので、下手すりゃ一生かぶり続けなければならない。そして、カツラは精巧になればなるほどメンテナンスに途方もないお金と労力がかかってしまう……と聞く。

 

だから、私は「あと数年」後、いよいよ本気でヤバくなったら……(昔の)海老蔵スタイルの坊主頭にして、公的な場に出るときは(カツラではなく)オシャレな帽子をかぶって「隠す」手段を取るだろう。

 

若いころは「ハゲたってスキンヘッドにすればイイ!」なんて風にイキ巻いていた。しかし、いざそうなったらなかなか踏ん切りがつかず、「ファッショナブルなスダレ頭」といった “消極的な延命法” に、ついすがってしまうのがハゲの心理──いざハゲきって、ニッチもサッチもいかない局面にブチ当たらなければ……実際どんな行動に出るかは、自分でもまったく予測ができないのであった。

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