もはや珍しくもなくなった男女の「VIO脱毛」…次に来るのは美意識の最終進化「下半身リメイク」!?

コラム

 

もう10年以上も前の話だろうか……私の友人である、プロサッカー関係の仕事に携わる某男性と一緒にスーパー銭湯へ行ったとき、彼のデリケートゾーンがつるんつるん状態だったのを見て、仰天した。友人曰く、

 
「サッカーって下半身をメインに動かすスポーツなんで、走るときとかアソコの毛が邪魔になるから、たいがいの選手は剃っちゃってるんですよ〜」

 
……とのこと。彼は “選手” ではないものの、「アンダーヘア処理が当たり前」の環境にいるうち、おのずと「剃ってしまった」んだとか。いずれにせよ、一般人の私の目に当時の彼の “無毛地帯” は、相当奇異に映ったのであった。

 
しかし! 最近はサウナに行っても、若い男性のおよそ4人に1人は手脚だけじゃなく股間まわりまでもがつるんつるん!! 2〜3年前だと、まだ「え!?」くらいは(内心で)驚いていたが、今だとそう珍しい光景でもなくなってきている。

 
全国24院を展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』(医療法人社団風林会/東京都新宿区)が実施した「男女・世代別/体毛・脱毛に関する意識調査」(10〜60代の男女1560名対象/調査期間:2022年1月7日〜1月13日)によると、

 
Q.アンダーヘアのケアをしていますか?

 
……という問いに対し、「している」の回答が

 
女性:45%(※20代は73%)

男性:25%(※20代は39%)

 
……との結果が出たのだそう。しかも、リゼクリニックで「VIO脱毛」の契約をした人たちが希望しているアンダーヘアのデザインは「無毛型(ハイジニーナ)」が女性の62.7%、男性の59.3%を占め、

 
「どうせ脱毛処理するなら、いっそ全部無くしてしまったほうがいい!」

 
……といった考えが、日本でも若い世代を中心とし、主流になりつつあるようだ。

 
ところが! もはや、女性は美容整形が、男性でもヒゲだけではなくVIOを含む全身脱毛の施術を受けるのがデフォルト……と「美の基準」のハードルが年々高まっているさなか、“脱毛以上” を望む層が、にわか増えはじめてきているらしい。そう!「下半身リメイク」である。

 
六本木にある「性器形成」を専門とする美容クリニック『veary clinic(ヴェアリークリニック)』の院長を務める井上裕章先生は、こう語る。

 

 
ここ5年ほどでVIO脱毛は、男性の間ですらかなり一般的になり、脱毛をして自分の性器が剥き出しになったのを見て、その形が「自分が想像していたよりグロテスク、あるいは貧弱で衝撃を受けた」と当院を訪れる方々が男女問わず、冗談ではなく急増しています。

 
「性器形成」でもっとも一般的なのは男性だと「包茎手術」、女性ならば「小陰唇縮小手術」──ただし、昨今は “それ” だけにとどまらず、ヒアルロン酸注入による、男性だと「亀頭増大施術」……女性にいたっては「名器」のシステムを医学的に解明し、“再現” する「膣内形成施術」のニーズが右肩上がりに伸びてきているという。

 

 
美容整形に関心の高い、いわゆる港区女子的な方々のみならず、シルバー世代の男性・女性まで……幅広い年代の方々が来院されます。なかには80代で手術を希望される方もいました。

皆さん、手術が終わった後はニコニコ顔で帰られます。ヒアルロン酸を用いた施術の場合、男性だとビフォーアフターが一目瞭然ですし、女性も膣萎縮の改善が見込めます。「下半身に自信が持てると、こんなにもオーラが発散されるんだ!」と私自身驚いています。おのずと男性として、女性としての自信も漲(みなぎ)ってくるのかもしれませんね。「性器形成は究極のアンチエイジング」だと、私は思っています。(井上裕章先生)

 
下半身リメイク──それは人間が抱く「自身への美意識」の最終進化なのかもしれない。

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